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【参画】三井物産、モザンビークで鉄道・港湾運営に参画/資源開発とインフラ整備の一体開発モデルを推進/長期安定収益を見込む

2016.10.04 事業参画・売買レポート


 平成28年9月30日、三井物産株式会社(以下、「三井物産」)は同社の戦略的パートナーである「Vale S.A.」(以下、「Vale社」)の子会社が保有する、モザンビーク共和国でモアティーズ炭鉱の開発を進める「炭鉱事業持株会社」の15%持分とナカラ回廊鉄道・港湾インフラ事業(以下、当該インフラ事業)を運営する「鉄道・港湾事業持株会社」の50%持分を取得することで合意したと発表した。出資参画時期は2017年3月期中を予定している。

01-02(出典:三井物産株式会社)

 当該インフラ事業はモアティーズ炭鉱とナカラ港を結ぶ約682kmの既存鉄道路線の整備と230kmの路線新設およびナカラ港における石炭ターミナルの新設と一般貨物ターミナルの整備をし、これらを運営するものである。総建設費は約44億ドル(約5,280億円)。2016年6月末時点で工事進捗率は約99%に達しており、2015年12月から既に出荷を開始している。

 当該インフラ事業ではモアティーズ炭鉱の輸送・積出を担うことから安定した収益が見込める 。さらに一般貨物や旅客の輸送を実施していくことでより強固な収益基盤となりそうだ。また、ナカラ鉄道の支線では農産物や木材、肥料、燃料輸送等の輸送需要が相当数見込まれており、2030年には沿線の物流量は現在の10倍以上になるとされている。

10(出典:三井物産株式会社)

02(出典:三井物産株式会社)

ナカラ回廊鉄道・港湾インフラ事業の概要                              

目的石炭・一般貨物・旅客の輸送及び積出
設備概要【鉄道】
・総距離:912km
・輸送能力:22百万トン/年
【石炭ターミナル】
・積出能力:18百万トン/年
【一般貨物ターミナル】
・取扱能力:4百万トン/年
権益保有比率・三井物産&Vale社持株会社:約70%
(内訳 Vale社子会社:50%、三井物産子会社:50%)
・モザンビーク企業、鉄道港湾公社:30%

 当該インフラ事業に対して、初期投資として348百万米ドル(約348億円)と融資165百万ドル(約165億円)を実施するなど、出資参画時に合計で768百万米ドル(約768億円)の資金拠出を予定しているようだ。今後海外の公的金融機関や本邦の金融機関から最大27億米ドル(約2,700億円)のプロジェクトファイナンスによる資金調達が予定されている。

【情報ソース】
モザンビークにおける炭鉱及び鉄道・港湾インフラ事業への出資参画について、平成28年9月30日、三井物産株式会社

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