【売買】大林組、ニュージーランドの再エネ企業Eastland Generation社の株式50%取得

2024.05.18 事業参画・売買レポート


 2024年5月9日、株式会社大林組(以下、「大林組」)はニュージーランドで再生可能エネルギー発電事業を行うEastland Generation社(以下、「EG社」)の株式50%の取得が4月30日で完了し、EG社が大林グループの持分法適用会社となったことを発表した。

 大林組はEG社の親会社Eastland Group社とEG社の株式50%取得について合意し、これまで株式取得に向けた手続きを進めてきたが、ニュージーランドの国土情報省海外投資局(OIO)の承認を受けたことで、4月30日付で正式に取得が完了した。大林組が100%出資する現地法人Obayashi Clean Energy New Zealand Limitedを通じて株式取得した。

 EG社はニュージーランドにおいて地熱や水力等の再生可能エネルギー発電所の開発・運営を行っている企業だ。運営する発電所の総出力規模は68.4MW。ニュージーランド北島のカウェラウで地熱発電所(発電容量49MW)の開発などを現在進めており、2027年までに総出力規模は100MW超に拡大する見込みがある。

 大林組はニュージーランドの現地企業とともに地熱電力を利用したグリーン水素製造プラントを建設し、グリーン水素の試験販売を行っている。今後、大林組はニュージーランドでのグリーン水素製造に必要な再生可能エネルギーの確保に向け、EG社と協働し、水素サプライチェーンの整備も進める考えだ。

*アイキャッチ EG社が保有するTe Ahi O Maui(TAOM)地熱発電所(場所:ニュージーランド カウェラウ、定格出力・規模:26.2MW)
出典:株式会大林組

【情報ソース】
ニュージーランドの再生可能エネルギー発電事業者「Eastland Generation社」の株式50%取得完了、2024年05月09日、株式会社大林組

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