【売買】東北電力、インドネシア地熱発電事業の株式10%を追加取得

2022.10.19 事業参画・売買レポート


 2022年10月17日、東北電力株式会社(以下、「東北電力」)はインドネシア共和国南スマトラ州にあるランタウ・デダップ地熱発電所の事業会社の発行株式10%を追加で取得したことを発表した。

 当該事業の事業会社はPT. Supreme Energy Rantau Dedap。東北電力は事業会社の株主である仏大手エネルギー企業のエンジーから発行株式10%を取得し、出資比率を20%に高めた。現在の株主及び出資比率は丸紅株式会社が27.4%、エンジーが27.4%、PT. Supreme Energyが25.2%、東北電力が20%となっている。東北電力はインドネシア国有電力会社に30年間に亘って売電するスキームを踏まえ、長期間に亘って安定的な収益が期待できると判断し、増資を決断した。

 当該事業はインドネシア共和国南スマトラ州ランタウ・デダップ地区において地熱発電所を建設し、その後30年間に亘って保守・運転するものだ。建設工事は2018年4月から進められ、2021年12月26日から商業運転を開始している。発電容量は98.4MW。発電した電力はインドネシア国有電力会社のPT.PLN(Persero)に売電する。売電期間は30年。

*アイキャッチ 出典:丸紅株式会社

【情報ソース】
インドネシア共和国ランタウ・デダップ地熱発電事業の発行済株式の追加取得について、2022年10月17日、東北電力株式会社

【関連記事】
【稼働】丸紅・東北電力など、インドネシアの地熱発電所(98.4MW)が商業運転を開始
【参画】三菱マテリアル、レノバと大和エナジー・インフラが進める地熱発電所開発(北海道函館市)に参画
【売買】住友商事とINPEX、インドネシア共和国・ムアララボ地熱発電事業の株式をENGIEから追加取得

, , , , ,


デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
ISS-アイ・エス・エス

月別アーカイブ