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【テクノロジー】東京建物・テクサー・シリコンテクノロジー、大都市ビル間におけるLPWA(ZETA通信)の有用性を検証/オフィスビル管理の最適化や多様な働き方へ対応

2019.05.24 トピック


 2019年05月14日、東京建物株式会社(以下、「東京建物」)は株式会社テクサー(以下、「テクサー」)とシリコンテクノロジー株式会社(以下、「シリコンテクノロジー」)とともに、IoT機器活用を目的としたビル間での無線通信技術の実証実験を行ったことを発表した。

(実証実験概要図 出典:東京建物株式会社)

 当該実証実験はIoT普及に貢献する通信方式LPWA(Low Power Wide Area)規格の一種ZETA通信の有用性を検証するというものだ。ZETA通信の基地局アンテナを東京建物八重洲ビル屋上に設置した上で、約230m離れた東京建物本社ビル7階に中継器、温湿度センサー、照度センサー、人感センサー(共用スペースの利用状況を遠隔監視するためのセンサー)を設置し、各センサーからのデータ伝送状況を確認した。

 期間は2018年12月01日~2019年03月01日まで。その間に各センサーが取得したデータをZETA通信でビル間を伝送し、クラウド上のサーバーに蓄積させた。

○実証実験概要

主催東京建物株式会社
技術協力・株式会社テクサー
・シリコンテクノロジー株式会社
目的スマートビルの実現を目的とした都心部でのZETA通信の有用性確認
期間2018年12月01日~2019年03月01日
場所東京建物本社ビル7階及び東京建物八重洲ビル
実施方法①本社ビル7階オフィス内に、中継器、温湿度センサー、照明センサー、人感センサーを設置
②基地局となる東京建物八重洲ビル屋上にアンテナを設置
③各センサーから基地局に一定間隔でデータを送信
 

(基地局・中継器設置場所 及び センサー設置場所 出典:東京建物株式会社)

 実証実験の結果、各センサーが取得したデータはクラウド上のサーバーに漏れなく蓄積されており、ZETA通信によるデータ伝送率は100%、つまりパケットロスのない状態であることが確認された。ZETA通信が都会のビル群の中でも、離れたビル間をつなぐ通信として有用であることが確認された形だ。

 ZETA通信を活用したシステムでは設備機器の稼働状況、室内の温湿度、照度や共用スペースの利用状況などをリアルタイムで確認することができる。これまでビル管理者が館内を巡回しながら設備機器等を点検していたが、今後は当該システムを通じた遠隔点検や高所などの危険個所にIoTを適用した点検作業などが可能になり、ビル管理業務の効率化や安全性向上に繋がる。

 加えて、入居企業に対してIoT機器からのデータを提供することで共用スペースを含めたオフィス空間の有効活用に貢献することもでき、多様な働き方への対応やビル内の快適性向上も可能となる。

 今回の実証実験結果を踏まえ、東京建物は管理するビルのスマートビルディング化に向けて、IoT機器活用のための無線通信環境の整備を進める方針。2019年内を目標に、東京日本橋・八重洲・京橋エリアにおいてZETA通信網の拡大を目指す。

*アイキャッチ 東京建物株式会社

【情報ソース】
スマートビルディング実現に向けIoT活用環境整備を推進 オフィスビルの管理業務効率化と快適性向上を目的にLPWA通信の実証実験を完了(*PDFファイルが開きます、1,036KB)、2019年05月14日、東京建物株式会社(株式会社テクサー、シリコンテクノロジー株式会社との共同リリース)
スマートビルディング実現へZETA通信の有用性を確認 温度や照度の遠隔監視実証実験 データ伝送100%成功 オフィスビル管理の最適化やサービス向上に道筋、2019年05月17日、株式会社テクサー

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