【開発】京葉ガスと大多喜ガス、パイプライン運営会社を設立/富津LNG基地~姉崎火力発電所の約30km

2018.05.11 事業参画・売買レポート


 2018年05月08日、京葉ガス株式会社(以下、「京葉ガス」)と大多喜ガス株式会社(以下、「大多喜ガス」)は東京電力フュエル&パワー株式会社の富津LNG基地から姉崎火力発電所までのパイプラインを新たに建設・運営する「なのはなパイプライン株式会社」を設立することを発表した。

富津火力発電所

 

 新会社は京葉ガスと大多喜ガスの折半出資で設立する。資本金は4億8千万円。設立予定日は2018年05月16日であり、設立後は新たなパイプラインの建設にかかる。パイプラインの区間は富津LNG基地から姉崎火力発電所までの約30kmの区間。予定通りに開発が進めば、2022年度にも供用開始となる予定だ。

 京葉ガスと大多喜ガスは東京電力グループの内房地区にある発電用パイプラインを通じて都市ガス原料の一部を調達していたが、天然ガスを安定的に供給する目的で、パイプラインの新設を2016年6月頃から検討していた。区間やルート、設備仕様等々の検討が終わり、このほど投資に至った。

*アイキャッチ Photo by Quinten de Graaf on Unsplash

【情報ソース】
「なのはなパイプライン株式会社」の設立について(*PDFファイルが開きます、543KB)、2018年05月08日、京葉ガス株式会社(大多喜ガス株式会社との共同リリース)

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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