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【戦略】丸紅とJERA、豪州でLNG受入基地建設&ガス販売事業の事業性調査/FSRUやガスパイプラインを新設し、エネルギー調達の多様化を探る

2018.03.06 トピック


 2018年02月26日、丸紅株式会社(以下、「丸紅」)と株式会社JERA(以下、「JERA」)は、豪州のニューサウスウェールズ州での新規LNG受入基地の建設とガス販売事業に関する事業性調査を豪州Squadron Energy Pty Ltd社(以下、「Squadron Energy社」)と共同で実施する覚書を締結した。

new south wales 州

 

 Squadron Energy社は豪州Minderoo Groupの100%子会社で石油やガス、再生可能エネルギー等のエネルギーインフラ事業を柱としている。

 当該調査で想定している事業内容は、ニューサウスウェールズ州にある既存港湾設備を利用することを前提としながら、港湾内に新たに浮体式LNG受入・貯蔵・再ガス化設備(Floating Storage Regasification Unit)を設置し、ガスパイプライン等の付帯設備を建設の上、それらの施設を活用してニューサウスウェールズ州を中心にガス販売を行うというもの。

 丸紅の豪州での事業経験やFSRUに関する知見とJERAのLNG調達や受入、基地運用に関する知見を活かして、ニューサウスウェールズ州を中心としたガスマーケティングなどの事業性調査を進める。

 豪州では北部・西部、或いは東部のクイーンズランド州を中心にLNG開発が盛んである一方、輸出量が生産量に対して大きく、人口が集中する東部などでガスの供給不足が生じている。丸紅とJERAはLNG輸入やFSRUの導入によって、エネルギー調達の多様化や安定化が実現できると見込んでいる。

*アイキャッチ Photo by Raj Eiamworakul on Unsplash

【情報ソース】
豪州New South Wales州 新規LNG受入基地の建設およびガス販売事業に関する事業性調査の覚書締結について(*PDFファイルが開きます、156KB)、2018年02月26日、丸紅株式会社
豪州New South Wales州 新規LNG受入基地の建設およびガス販売事業に関する事業性調査の覚書締結について、2018年02月26日、株式会社JERA

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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