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【PFI】日立造船、山形県鶴岡市でごみ焼却発電プラントを整備・運営/環境保全と経済性の両立目指す

2018.04.19 PFI


 2018年04月06日、日立造船株式会社(以下、「日立造船」)は山形県鶴岡市が進めるPFI事業『鶴岡市ごみ焼却施設整備・運営事業』の受注を発表した。

山形県鶴岡市宝田3-13-6

 

  業務を受注したのは日立造船が代表企業を務める日立造船グループ。(構成員は株式会社佐藤工務(以下、「佐藤工務」)、鶴岡建設株式会社(以下、「鶴岡建設」)、みちのくサービス株式会社、株式会社東北サイエンス。協力企業は東北環境開発株式会社、鶴岡瓦斯株式会社。)受注金額は196億円(税抜)。設計から建設その後の運営まで実施するDBO(Design-Build-Operate)方式で実施される。事業期間は20年間である。

 事業内容は既存の鶴岡市クリーンセンターのごみ焼却施設が老朽化してきたことに伴い、新たにごみ焼却施設(ストーカ)を建設し、施設及び構内道路や駐車場等も含めて運営・維持管理を行うものである。新施設ではごみ処理の過程で生じる熱エネルギーを利用した発電も行う。発電効率は13.5%以上が求めれており、発電した電力は施設利用するとともに電力会社へ売電を行う(売電収入は市に帰属)。その他にも外構のロードヒーティングなどに余熱は利用されるようだ。

 これから設計・建設期間が始まり、稼働開始予定日の2021年04月を目指して事業が進められる。EPC期間は日立造船と佐藤工務、鶴岡建設の3社JVが請負い、施設完工後は日立造船などが出資して設立する特別目的会社SPC「つるおかエコ・アース株式会社」が2041年03月まで運営・維持管理を実施する。

【情報ソース】
山形県鶴岡市向けごみ焼却発電プラント整備・運営事業を受注、2018年04月06日、日立造船株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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