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【プロジェクトファイナンス】日本アジアグループ、太陽光発電事業を基に約75億円調達/グリーンプロジェクトボンド、R&IからBBB+の格付取得

2018.03.19 インフラ融資


 2018年03月13日、日本アジアグループ株式会社(以下、「日本アジアグループ」)は同社傘下のJAG国際エナジー株式会社が宮城県名取市で進める太陽光発電事業を裏付としたプロジェクトファイナンススキームによって、約75億円の資金調達を行うことを発表した。

 日立キャピタル信託株式会社が当該太陽光事業を裏付として、有価証券の発行(JAGメガソーラーグリーンプロジェクトボンド信託7受益権:40億円)と信託借入(JAGメガソーラーグリーンプロジェクトボンド信託7ABL:35億円)を行う。プロジェクトファイナンススキームを活用して、非遡及型融資(ノンリコース・ローン)の形で約75億円を調達することとなる。双方とも株式会社格付投資情報センター(R&I)から長期個別債務格付けとして、「BBB+」(トリプルBプラス)の格付も取得している。アレンジャーはゴールドマン・サックス証券株式会社。

 宮城県名取市で進める太陽光発電事業は宮城県が公募を行った「宮城県農業高等学校管理地」における大規模太陽光発電事業である。計画は宮城県農業高等学校の跡地約30.3haを活用して、出力約26.3MWの太陽光発電所の建設し、発電した電力全量を東北電力株式会社へ売電するもの。株式会社東芝製の太陽光パネルが採用され、97,416枚が使用されている。竣工時期は2018年03月の予定。

*アイキャッチ 国際航業株式会社

【情報ソース】
大規模太陽光発電事業を裏付けとしたプロジェクトファイナンスにおける格付取得について(*PDFファイルが開きます、149KB)、2018年03月13日、日本アジアグループ株式会社
宮城県名取市において「名取ソーラーウェイ(26.3MW)」の建設がスタート(*PDFファイルが開きます、306KB)、2016年11月07日、日本アジアグループ株式会社・国際航業株式会社・JAG国際エナジー株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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