【売買】関西電力、米国の天然ガス火力発電所の権益17.5%を取得

2016.11.08 事業参画・売買レポート


 平成28年11月8日、関西電力株式会社(以下、「関西電力」)は米国ニュージャージー州グロスター郡にある天然ガス火力発電所「ウェストデプトフォード発電所」の運営に参画することを発表した。

アメリカ合衆国ニュー・ジャージー州ウェスト・デプトフォード

 丸紅株式会社の米国子会社である「エムシー・ウェストデプトフォード・エナジー・インベストメント社」が保有する発電所の権益17.5%を関西電力の米国子会社「ケーピック・ユーエスエー社」を通じて取得した。

01(出典:関西電力株式会社)

ウェストデプトフォード発電所の概要                                        

発電所名ウェストデプトフォード発電所
所在地米国ニュージャージー州グロスター郡
発電方式ガスコンバインドサイクル発電
出力76.8kW
運転開始時期平成26年11月
売電先PJM電力市場
合弁会社名ピルロエナジーホールディングス
出資者・関西電力グループ:17.5%
・丸紅グループ:17.5%
・エルコスパワーグループ:17.8%
・ユリコグループ:14.5%
・プルデンシャルグループ:11.1%
・アークティックスロープグループ:11.6%
・住友商事グループ:10.0%

 ウェストデプトフォード発電所はガスタービンコンバインドサイクル発電方式の天然ガス火力発電所である。発電出力は約76.8万kW。平成26年11月に営業運転開始し、発電された電力はPJM市場に供給・売電されている。

 関西電力は先月のニューヨーク州レンセラー市の天然ガス火力発電所「エンパイア発電所」への事業参画に続き、2件目となる米国での発電事業参画となる。ともにセカンダリー案件。関西電力は北米を海外発電事業の重要市場と位置付けており、今後も積極的に事業参画の機会を狙うようだ。

*アイッキャッチ画像 出典:関西電力株式会社

【情報ソース】
米国ニュージャージー州ガス火力発電事業への参画について、平成28年11月7日、関西電力株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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