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【インフラマネジメント】日立パワーソリューションズ、風力発電設備のブレード保守サービスを4月1日より提供開始/設備停止時間を3分の1に短縮

2022.02.13 トピック


 2022年2月9日、株式会社日立パワーソリューションズ(以下、「日立パワーソリューションズ」)は4月1日より、風力発電事業者向けに、ドローンとAIと活用したブレードの点検・補修ソリューションサービスの提供を始めることを発表した。

 当該サービスはドローンとAIで高精度な点検を行うブレード点検システムに、日立パワーソリューションズが風力発電事業で培ってきた保守計画や補修に関する知見を組み合わせて、ブレードの適切な維持管理を行うものだ。ドローンとAIを活用したブレード点検システムは産業用ドローンの活用実績が豊富な株式会社センシンロボティクスと共同開発した。

 風力発電設備において事故や故障が最も多いブレードを対象に、点検から保守計画立案・補修までワンストップで提供するサービスになっている。ブレード点検システムにおける損傷判定結果を踏まえ、日立パワーソリューションズのサービスエンジニアが損傷の進展状況を確認し、最適な保守計画を立案する。一般社団法人日本風力発電協会(JWPA)が定める「風力発電設備ブレード点検および補修ガイドライン」に準拠した内容となっており、様々なメーカーの風力発電設備に対応することができる。

 ブレード点検システムの機能により、自動でドローンの飛行ルートを設定し、1つのブレードに対して5方向から高精細な画像を撮影し、AIによる画像解析で損傷状態を評価する。この機能により、点検に伴う設備の停止時間は従来比で3分の1程度に短縮することが可能になる。

 日立グループは風力発電設備を累計860基受注しており、日立パワーソリューションズは1996年に風力事業を開始して以来、461基の風力発電設備の建設を行っている。加えて、延べ600基超のブレード補修を行っていることからブレード補修についての技術や知見の蓄積も豊富で、損傷状態に対しての最適な補修材料の選定などを強みにブレードの性能維持を強力に後押しする。

*アイキャッチ 出典:株式会社日立パワーソリューションズ

【情報ソース】
日立パワーソリューションズが、ドローンとAIを用いた点検・保守計画立案・ブレード補修の風力発電設備向けワンストップサービスを提供開始 従来比3分の1の設備停止時間での点検と、安全性向上・安定稼働を実現、2022年2月9日、株式会社日立パワーソリューションズ

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
ISS-アイ・エス・エス

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