【参画】日本郵船、トルコで自動車船専用ターミナルの運営に参画/OYAKグループと合弁会社設立

2018.04.06 事業参画・売買レポート


 2018年04月06日、日本郵船株式会社(以下、「日本郵船」)はトルコのイスタンブール近郊のヤルンジャ地区において、自動車船専用ターミナルを建設・運営することを発表した。日本郵船としては17港目の自動車船専用の港湾ターミナル運営になる。

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 当該ターミナル事業への参画に当り、トルコ有数の複合企業であるOYAKグループ傘下の港湾運営会社「OYAK Denizcilik ve Liman İşletmeleri AŞ(OYAK PORT)  」と合弁会社を設立する。4月5日にはイスタンブールにおいて、OYAKグループのゼネラルマネージャーであるスレイマン・サバシュ・エルデム氏と日本郵船の代表取締役・専務経営委員の力石晃一氏が合弁会社設立に関する契約に調印した。

 ターミナルが開発されるのは、トルコの最大都市であるイスタンブールから約90km離れたコジャエリ(Kocaeli)県ヤルンジャ(Yarimca)地区である。イズミット湾に面した23万5千㎡の敷地に、総額約110百万米ドル(約117億円、1ドル=107円で計算)を投資して岸壁(バース)や立体駐車場を建設する。完成後は自動車船(RO-RO船)専用の港として運営する計画で、稼働されれば年間約78,000台の輸出入車を取扱う港となる。PDI(Pre-Delivery Inspection)と呼ばれる完成車の納品前に実施する点検・補修・部品補修サービスも提供する予定。計画通りに進めば、2018年中に工事に着工し、2019年半ばから運営を開始する。

(ターミナル完成予想図 出典:日本郵船株式会社)

 今回の合弁会社設立の背景には、完成車の輸出入拡大が見込まれるトルコにおいて、国際標準レベルの質と容量を備えた自動車専用港湾の整備が求められていたことがある。日本郵船は世界各国で16の自動車船専用ターミナルを開発・運営しており、実績とサービスの質の高さが評価された形だ。

〇ターミナル(OYAK Port)の概要
 

所在地コジャエリ(Kocaeli)県ヤルンジャ(Yarimca)地区
事業内容完成車専用ターミナル事業
総港面積約235,000m2
ヤード総面積約180,000m2
Parking slot約8,000units
年間取扱量78,000台
岸壁長さ539m
水深12~14m

*アイキャッチ 出典:日本郵船株式会社

【情報ソース】
トルコに完成車専用ターミナルを建設―世界各地で培った経験を活かし、物流拠点を増強―、2018年04月06日、日本郵船株式会社
Agreement for Turkey largest Automotive Port is Signed、2018年04月05日、OYAK

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