【売買】日本郵船、ニューヨーク/ニュージャージー港の運営に参画/ターミナル事業会社の株式20%取得

2016.11.24 事業参画・売買レポート


 平成28年11月17日、日本郵船株式会社(以下、「日本郵船」)は子会社であるNYK Ports LLCがMacquarie Infrastructure Partners Ⅲ,L.P.と共に、米国のニューヨーク/ニュージャージー港でターミナル事業を営む「Maher Terminals USA.LLC」(以下、「Maher社」)の株式20%を取得したと発表した。

1210 Corbin St, Elizabeth, NJ 07201 アメリカ合衆国

01(出典:日本郵船株式会社)

 ニューヨーク/ニュージャージー港は北米東岸でコンテナを扱う最大の港で、Maher社が所有しているターミナルは年間の取扱能力が300万TEU(*)。現在、Bayonne Bridgeかさ上げ工事が進められており、2017年末の工事完了後は14,000TEU型の大型コンテナ船の受け入れまで可能となる。

(*)TEU:コンテナ貨物量を20フィートコンテナに換算した単位

 日本郵船では今後、中国から東南アジアえの生産拠点がシフトすることでスエズ運河経由北米東岸向けの需要拡大や船舶の大型化が進むと見ており、ニューヨーク/ニュージャージー港の重要性が高まる予測のもと、今回の出資参画となったようだ。

【情報ソース】
ニューヨーク/ニュージャージーで最大規模のコンテナターミナルへ出資-コンテナ船とのシナジー効果で他社との差別化を強化-、平成28年11月17日、日本郵船株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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