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【書籍案内】『水力発電が日本を救う』 (東洋経済新報社)

2016.10.03 書籍案内


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書籍名 :       水力発電が日本を救う

著者名 :       竹村 公太郎
発行所 :       東洋経済新報社
判型 :          四六版並製
ページ :       192ページ
価格(税別) :  1,400円
発行年月 :    2016年08月19日    ISBNコード : 9784492762288

 

内容紹介                                                                                                                    

『日本史の謎は「地形」で解ける』の著者が断言。
世界にも稀な地形と気象の日本は、既存ダム徹底活用でエネルギー大国になれる!

日本の未来に希望が持てる、目から鱗の日本経済論!

 ベストセラー『日本史の謎は「地形」で解ける』で注目を集めた著者だが、元々は国土交通省河川局長であり“ダムの専門家”であった。その経験から、「既存ダムの活用」と「小水力発電」により日本のエネルギー問題が解決できると提言する。

  まず、「既存ダムの活用」については、現在半分程度しか貯水していない多目的ダムの運用見直しで、大幅に発電量が増えると説く。台風など大雨に備えた約60年前の法律に縛られダムの空き容量を確保しているわけだが、気象予報が発達した現在では、ふだんから空けておく必要はないという。満水近くまでダムに水を貯めるようにすれば、その水量増加と水位上昇の効果により、現在の2倍の発電が可能となる。

 このほか、「発電施設のないダムにも発電機を付ける」「ダムのかさ上げで貯水量を2倍以上にする」など、ちょっとした工夫で、既存ダムの発電量を現在の2~3倍に増やす方法が語られている。発電機を新たに取り付けるのは技術的にも容易であるという。また、10%程度のダムのかさ上げにより、発電量がほぼ倍増する原理もわかりやすく解説されている。

  次に「小水力発電」については、全国数千カ所ある砂防ダムなどが候補地として挙げられている。ひとつひとつの発電量は小規模でも、総計では莫大な電力量になる。電力需要に貢献するとともに、山間地に自主財源をもたらし過疎地の活性化に結びつけるスキームも提示されている。

  純国産の自然エネルギーである水力発電の見直しで200兆円もの富を増やせるという著者の主張は、読むだけでも楽しい。

●主要目次

序    100年後の日本のために
第1章  なぜ、ダムを増やさずに水力発電を2倍にできるのか
第2章  なぜ、日本をエネルギー資源大国と呼べるのか
第3章  なぜ、日本のダムは200兆円の遺産なのか
第4章  なぜ、地形を見ればエネルギーの将来が分かるのか
第5章  なぜ、水源地域が水力発電事業のオーナーになるべきなのか
第6章  どうすれば、水源地域主体の水力発電は成功できるのか
終章   未来のエネルギーと水力発電

購入や詳細な内容の確認は下記リンク先でできます。
 水力発電が日本を救う』- (東洋経済 ONLINE STORE)

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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