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【ビジネス】北越急行と佐川急便、貨客混載事業で合意/第三セクター鉄道では全国初

2016.06.09 トピック


 平成28年6月7日、第三セクター鉄道の北越急行株式会社(以下、「北越急行」)と佐川急便株式会社(以下、「佐川急便」)が貨客混載事業に取り組むことを発表した。

 貨客混載とは宅配便の荷物と乗客を同じ車両で運搬することをいう。ヤマト運輸株式会社が岩手県や宮崎県で実施したバス路線を活用した事例(岩手県北自動車株式会社や宮崎交通株式会社との貨客混載事業)があるが、第三セクターの鉄道会社による実施は全国初の試みだ。

 今回の事業内容は北越急行が管轄するほくほく線うらがわら駅~六日町駅の間(約42キロメートル)で宅配便と旅客を混載し輸送するもの。毎日、最終列車の往復2便に荷物を積載し運搬する。荷物は両駅で佐川急便の営業所に運ばれた後、家庭や職場などの配達先へ届けられる。

01(出典:佐川急便株式会社)

 北越急行は昨年の北陸新幹線の開業による特急「はくたか」の廃止等で収益性が低下していた。今回の貨客混載事業はそれに代わる新たな収入源として期待される。一方、佐川急便も今回のモーダルシフト(*)の実施によりドライバー不足が問題となる中、トラックに代わる新しい輸送手段を確保した形だ。

 今回の事業では貨客混載のほかに、宅配カウンターや荷物引き取り用の宅配ボックスを駅構内に設置するなど駅利用者の利便性を高める取り組みも進められるようだ。

(*)モーダルシフト(modal shift):二酸化炭素の排出削減や混雑解消を主な目的として、貨物輸送の方式をトラックから船や鉄道に換えること。国土交通省も物流におけるモーダルシフトを推進している。

【情報ソース】
北越急行と佐川急便が貨客混載事業を取り組むことで合意~地域活性化と駅利用者の利便性向上を目指して~(*PDFファイルが開きます、102KB)、平成28年6月7日、北越急行株式会社
【佐川急便】北越急行と佐川急便が貨客混載事業を取り組むことで合意、平成28年6月7日、佐川急便株式会社

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