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【戦略】清水建設、『LCV事業本部』新設を発表/施設・インフラ運営を新たな収益基盤に

2017.10.10 トピック


 2017年9月29日、清水建設株式会社(以下、「清水建設」)は10月1日付で、竣工後の施設運営管理サービスを提供するBSP(Building Service Provider)機能、インフラ運営機能、エネルギー運営機能を集約した事業本部「LCV事業本部」(*)を新設することを発表した。

(*)LCV:Life Cycle Valuation(ライフサイクル・バリュエーション)の頭文字を取って名称としている。

 当該事業本部を立ち上げ、傘下には「BSP」、「インフラ運営」、「エネルギー運営」の3つの事業部の他に、ソリューション営業部、企画管理部を設けた。現行の「ecoBCP事業推進室」、「新事業推進室」、建築総本部「設備・BLC本部ビルライフケアセンター」、「医療PFI事業推進部」などもその機能をLCV事業本部に移管の上、統合される。 

 清水建設は建物のライフサイクルにわたる運営サービス分野、PPP・コンセッションに代表されるインフラ運営分野、再生可能エネルギー発電分野などの分野で大きな潜在需要があると見込んでいる。LCVを事業コンセプトに掲げ、施設やインフラのライフサイクルに亘り、その価値を最大化させるために同社の技術やサービスを提供するほか、事業参画や投資も実施していく。

 「中期経営計画2014」で重点3事業に掲げていたストックマネジメント及びサステナビリティ事業領域における安定的な収益基盤を確立させたい考えだ。

【情報ソース】
「LCV事業本部」を新設~施設・インフラの新たな価値を創造・提供~、2017年9月29日、清水建設株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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