2019年05月24日、関西電力株式会社(以下、「関西電力」)はインドネシア共和国で開発を進めてきたラジャマンダラ水力発電所が完工し、05月12日より商業運転を開始したことを発表した。

 当該発電所はインドネシア共和国首都ジャカルタの南東約100kmのチタルム川流域にある。上下流に位置する既存ダム式発電所間の有効落差を利用した流れ込み式の水力発電所であり、出力は46.6MWになる。年間の発電電力量は約1.81億kWh。発電した電力は長期売電契約に基づき、30年に亘ってインドネシア国有電力会社(以下、「PLN社」)へ売電する。

 関西電力とPLN社の100%子会社であるインドネシアパワー社(以下、「IP社」)とが共同で設立したラジャマンダラ・エレクトリックパワー社(以下、「REP社」)が当該事業を進めている。REP社への出資比率は関西電力が49%、IP社が51%となっている。(*)

(*)関西電力は100%子会社のケーピック・ネザーランド社を通じて、一方IP社も100%子会社のプトラ・インドテナガ社を通じた事業参画となっている。

(事業ストラクチャー図 出典:関西電力株式会社)

 当該事業に対して、株式会社みずほ銀行と株式会社国際協力銀行(以下、「JBIC」)とによる協調融資が実行されている。プロジェクトファイナンスによる貸付となっており、協調融資総額は約110百万米ドル。(JBIC分は66百万米ドル)

 関西電力が参画している国内外の再生可能エネルギー事業は出力に換算すると約438万kWになる(現在取組中の案件も含む)。関西電力の中期経営計画「関西電力グループ中期経営計画(2019-2021)」では、2030年代に設備容量600万kWを目指すとしており、引き続き海外電力事業等を中心に開発を推進する考えだ。

*アイキャッチ Photo by Bayu Syaits on Unsplash

【情報ソース】
インドネシア共和国ラジャマンダラ水力発電所の商業運転開始について、2019年05月24日、関西電力株式会社

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