2024.05.05
【開発】住友商事、米国ネバダ州の太陽光発電事業で長期売電契約を締結/バークシャー・ハザウェイ傘下のNV Energy社と25年
2017.12.14 事業参画・売買レポート
2017年12月13日、住友商事株式会社(以下、「住友商事」)は米国ネバダ州で開発を進めている太陽光発電事業において、地元ネバダ州の大手電力事業者であるNV Energy社と25年間に亘る長期売電契約を締結したと発表した。
対象の事業は「ターコイズ・ネバダ太陽光発電事業」、事業予定地は物流倉庫やアップル社のデータセンターなどが集まるリノ・テクノロジーパーク内(ネバダ州ワシュー郡)にある。当該事業は米州住友商事会社を通じて、Estuary Capital Advisors社と共同で開発を進めている。事業の規模を表す発電容量は50MW。
このほど、地元ネバダ州の大手電力事業者であるNV Energy社と25年間に亘る長期売電契約を締結した。発電された電力は25年間に亘り、NV Energy社を通じてネバダ州内の企業等に供給されることとなった。NV Energy社はウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイ社の傘下企業。2013年に約56億米ドルで買収されている。
住友商事は米国を再生可能エネルギー事業分野の重点地域のひとつと位置付けており、今回の太陽光発電事業の他に、これまで5件の風力発電事業、1件の蓄電プラント事業の運営を行っている。
〇住友商事の米国における再生可能エネルギー事業
テキサス州 | ・Stanton風力発電所:120MW ・Mesquite Creek風力発電所:200MW |
オレゴン州 | ・Caithness Shepherds Flat風力発電所:845MW |
カンザス州 | ・CimarronⅡ風力発電所:131MW ・Ironwood風力発電所:168MW |
オハイオ州 | ・Willey Battery蓄電プラント:6MW |
(米国における再生可能エネルギー事業 出典:住友商事株式会社)
*アイキャッチ 出典:住友商事株式会社
【情報ソース】
・米国ネバダ州における太陽光発電事業について 再生可能エネルギーの長期売電契約を締結 、2017年12月13日、住友商事株式会社
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