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三井住友銀行、『プロジェクトボンド自己信託』を組成。 幅広い投資家にインフラ投資機会を提供

2016.04.08 トピック


 株式会社三井住友銀行(以下、「三井住友銀行」)が「プロジェクトボンド自己信託」を新たな金融商品として売り出す。

 この「プロジェクトボンド自己信託」は国内のインフラ事業等のプロジェクトファイナンス貸付債権の一部を信託受益権化し、投資家へ販売する仕組みだ。これはインフラ事業への民間資金の活用手法の1つと位置付けられそうだ。発行された信託受益権は外部の格付け会社へ依頼し、信用格付けの取得を行う。

01(資料:株式会社三井住友銀行)

 これまで国内でのインフラ分野への投資機会は、直接インフラ事業に関係あるものに限られている場合が多かった。このプロジェクトボンド自己信託のスキームを利用することで、直接インフラ事業に関わりのない投資家や金融機関も間接的に投資することが可能となった。投資家にとっては長期間で安定した利回りの金融商品が新しい選択肢となることで、投資戦略や自身のポートフォリオの強化に繋がる。

 この「プロジェクトボンド自己信託」の初回対象案件はスパークス・アセット・マネジメント株式会社が運営のインフラファンドが投資するSGET栃木メガソーラー発電所プロジェクトを予定している。こちらは国内の生命保険会社や地方銀行などの機関投資家へ販売する。すでに株式会社日本格付研究所による予備格付が実施されており、「A」の格付けを取得している。

 販売予定である本受益権の概要                                             

発行金額最大52億円(予定)
信託満了日2035年9月予定
予備格付けA(株式会社日本格付研究所)
当初委託者株式会社三井住友銀行
受託者株式会社三井住友銀行

【情報ソース】
プロジェクトファイナンスを対象としたプロジェクトボンド自己信託の組成について(1/2)、平成28年3月14日、株式会社三井住友銀行

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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