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【ファンド組成】みずほ銀行と第一生命、海外インフラデットファンドを組成/目標1,000億円規模、第一生命がシード資金100億円出資

2016.08.01 トピック


 平成28年7月29日、株式会社みずほ銀行(以下、「みずほ銀行」)と同社のグループ会社であるみずほグローバルオルタナティブインベストメンツ株式会社(以下、「MAGI」)がインフラデットファンド『Cosmic Blue PF Trust Lily』を組成し、運用を開始したと発表した。

 当該ファンドにはMAGIが投資顧問会社として就任し運用を行う。投資対象は主にみずほ銀行が融資した海外のインフラプロジェクトにおけるプロジェクトファイナンスのシニアローン。つまり、資本ではなく債権(融資部分)へ投資する。そのため、リスク・投資利回りともに低くなるのが特長だ。債権はシニアローン(優先貸出金)の他にメザニン(劣後ローン)等あるが、シニアローンはメザニン等に比べて優先的に弁済が受けられるなど債権の中でもリスクは低い。

 当該ファンドへは、主要投資家としてすでに第一生命保険株式会社がシード資金として100億円の出資を決定している。今後追加の投資家を募り、1,000億円までファンド規模を拡大させる見込みだ。

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(スキーム図 出典:株式会社みずほ銀行)

ファンドの概要                                               

ファンド名称Cosmic Blue PF Trust Lily
投資顧問会社みずほグローバルオルタナティブインベストメンツ株式会社(MAGI)
投資目的・投資対象主に投資適格国における完工・商業運転開始済み、かつ、長期オフテイク契約等により長期安定的なキャッシュフローを有するプロジェクトファイナンスへの分散投資を実施
投資対象地域主に北米、欧州、アジアの投資適格国
ファンド規模(目標)1,000億円

【情報ソース】
海外プロジェクトファイナンス債権を投資対象とするファンドの組成について~本邦初のインフラデットファンドの運用開始~(*PDFファイルが開きます、143KB)、平成28年7月29日、みずほグローバルオルタナティブインベストメンツ株式会社&株式会社みずほ銀行
国内初となる本格的な円建て海外インフラデットファンドへの組成協力及び出資について(*PDFファイルが開きます、293KB)、平成28年7月29日、第一生命保険株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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