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【組成】CRE、物流施設屋上の太陽光発電設備を対象とする私募ファンドを組成/クラウドファンディング市場にも展開

2018.06.13 インフラファンド動向


 2018年06月01日、株式会社シーアールイー(以下、「CRE」)は同社が管理する物流施設の屋上を利用した太陽光発電事業を投資対象とする私募ファンドを組成したことを発表した。

 同社では2014年から開発した物流施設の屋上に太陽光発電設備を設置し、固定価格取引制度(FIT制度)を活用した発電事業を進めてきた。累積で10MWの実績となったことで、新たな取組みとして私募ファンドを組成し、環境投資という新しい投資商品をシーアールイーが管理する不動産のオーナーなどに提案する。今後は急成長しているクラウドファンディング市場においても投資商品を提供できるよう体制を整備する。

 私募ファンドへの組入れ第一弾は、埼玉県新座市にある物流施設「ロジスクエア新座」だ。発電出力898.56kW規模の太陽光発電設備を屋根面に備えており、保守点検は第三者へ委託する予定。CREはSPCに対して助言を行うほか、遠隔監視システムを通じたモニタリングなどを実施する。

○ロジスクエア新座発電事業の概要

事業形態SPCを用いた匿名組合事業
事業者合同会社CREソーラーファンド
事業実施場所埼玉県新座市中野1丁目
発電出力898.56kW
営業運転開始日2017年12月28日
保守点検会社第三者へ委託
シーアールイーの受託業務・私募の取扱業務
・SPCへの助言
・運営サポート及び太陽光発電設備の遠隔監視システムを通じたモニタリング等

(ロジスクエア新座発電事業所 出典:株式会社シーアールイー)

 CREは物流系の不動産に特化して施設管理や運営を行う不動産会社。開発やテナントリーシングから竣工後のアセットマネジメントやプロパティマネジメントまでワンストップでサービスを提供できるのが強みだ。2018年01月末時点で、約1,400物件、約139万坪(約460万㎡)の不動産管理を行っている。

*アイキャッチ 出典:株式会社シーアールイー

【情報ソース】
太陽光発電事業を投資対象とする私募ファンド組成に関するお知らせ(*PDFファイルが開きます、211KB)、2018年06月01日、株式会社シーアールイー

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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