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セミナーのご紹介:『【ファイナンスセミナー|全2回】実践プロジェクトファイナンス~海外プロジェクトファイナンスの実務~』の開催 (2018年06月22日、29日)

2018.04.02 イベント・セミナー情報


シグマインベストメントスクール 
『 【ファイナンスセミナー|全2回】実践プロジェクトファイナンス~海外プロジェクトファイナンスの実務~
』の開催

日程 : 2018年06月22日 (金)、06月29日(金)ともに13:00~16:30
会場 : シグマベイスキャピタル株式会社 教室(東京都中央区新川1-3-10 旭ビルディング5階)
主催 :シグマインベストメントスクール
講師 : 井上 義明 氏 ( プロジェクトファイナンス研究所 代表 )
定員 : 25名

東京都中央区新川1-3-10

〇講演趣旨

 毎回ご好評をいただいております「海外プロジェクトファイナンスの実務」セミナー、今回は【電力編】と【資源編】に分けて、2日間の連続セミナーとしてお届けします。

 1日目は【電力編】です。海外の電力事業(主に発電所事業。以下同様)の資金調達にはプロジェクトファイナンスが頻繁に利用されています。 海外のプロジェクトファイナンス市場で調印された案件のうち約半分が電力事業です。従って、電力事業は海外プロジェクトファイナンス市場の主流です。 新興国での電力需要は急伸しており、電力供給は恒常的に不足。さらに、先進国や中国では石炭火力発電所から他燃料の火力発電所や再生可能エネルギーの発電所へのシフトが急速に進んでいます。  本セミナーでは、最新の実例に触れながら電力事業向けプロジェクトファイナンスの重要テーマを採り上げます。 主要リスクの分析、キャッシュフロー分析、ECA(輸出信用機関)の利用、マーチャント案件、さらに石炭火力発電所の気候変動問題まで、今実務で必要な話題をカバーします。

 2日目は【資源編】です。石油・ガス事業向けのプロジェクトファイナンスは石油価格変動リスクや埋蔵量リスクが伴い、発電分野に比べると分析が複雑です。 石油・ガス事業に関わる事業会社にとっては、斯界でのプロジェクトファイナンスがどのように行われているのかを熟知することが欠かせません。 また、レンダーとなる金融機関は、この分野のプロジェクトファイナンスへの理解を深め、参入して収益機会を拡大してゆきたいところです。

 本セミナーでは、石油・ガス事業向けプロジェクトファイナンスの主要リスクや上流部門向けリザーブ・ベース・レンディングを観てゆく他、近年話題となっているFPSOおよびFLNGの近況、北米LNG事業の特徴、LNG長期オフテイクが減少するとプロジェクトファイナンスは成立しないのか、アジアのLNG受入基地、カントリーリスクなどの具体的で最新の実務的なテーマを採り上げてゆきます。

 なお、講師は邦銀、政府系金融機関、外銀等で各国のプロジェクトファイナンス案件を幅広く多数手掛け、『実践プロジェクトファイナンス』および『LNGプロジェクトファイナンス』の著者でもあります。歯切れのよい分かり易い説明に定評があります。

〇カリキュラム

1日目【電力編】 リスク分析、CF分析、ECAの利用、マーチャント、気候変動

 1.電力案件の概観・特性
電力案件全般の概観、その特性を確認

2.電力案件の主要リスク
スポンサーリスク、完工リスク、販売リスク、為替リスク、カントリーリスク

3.キャッシュフロー分析
目的、分析手法(DSCR, IRR/NPV、Sensitivity分析、Breakeven分析)、限界

4. ECAの利用
輸出金融、OECDガイドライン、日本のECA、独自プログラム、実例

5.マーチャント案件の捉え方
マーチャント案件とは、レンダーの対応、Mini-Permの功罪他

6.石炭火力発電と気候変動
COP23、石炭火力廃絶同盟、OECDの対応、金融機関の対応、環境省/外務省vs経済産業省


 2日目【資源編】 石油価格&埋蔵量リスク、FPSO&FLNG、LNG受入基地、カントリーリスク他

1. 石油価格変動リスク
石油価格変動リスクに対するレンダーの考え方を実証的に解説

2.埋蔵量リスク
埋蔵量リスクに対するレンダーの考え方を分析

3.リザーブ・ベース・レンディングとは
石油・ガス上流部門向けノンリコース・ファイナンスの内容を実務的に解説

4. FPSO&FLNG
近年のFPSO案件の実例および動向、初のFLNGプロジェクトファイナンス案件

5. 北米のLNG事業モデル
北米に新設のLNG施設の事業モデルの特徴とプロジェクトファイナンス

6. LNG事業に長期オフテイクは必要か
長期オフテイクが無くなってもプロジェクトファイナンスは成立するのか

7.アジアのLNG 受入基地
LNG受入基地向けプロジェクトファイナンスのリスクと組成ポイント

8. 実例に基づくカントリーリスク
戦争・革命、国営企業契約不履行、収用、為替、北米LNG輸出許可取消リスク

〇講師紹介

【井上 義明 氏】
 1984年富士銀行(現みずほフィナンシャルグループ)入行、90年プロジェクトファイナンス部。93年ニューヨーク支店融資課課長、96年ヒューストン支店プロジェクト&エネルギー課課長、2000年プロジェクトファイナンス部部長代理、同参事役を経て、05年国際協力銀行プロジェクトファイナンス部参事(出向)。06年オーストラリア・ニュージーランド銀行スペシャライズドファイナンス・ジャパン本部長。17年プロジェクトファイナンス研究所代表。現職ではプロジェクトファイナンスや海外ファイナンスにつき執筆、講演、研修、コンサルティング等に従事。
 英検1級(優良賞)。企業研修等講師歴多数。早稲田大学大学院商学研究科修士課程修了。慶應義塾大学福澤諭吉記念文明塾修了。

【著書】 
・『実践プロジェクトファイナンス』(日経BP社、2011年6月)
・『LNG(液化天然ガス)プロジェクトファイナンス』(金融財政事情研究会、2015年1月) 
・論文:「なぜ交通インフラ事業にプロジェクトファイナンスは難しいのか」(Infrato、2017年)
・論文:「輸出信用機関(ECA)とプロジェクトファイナンス」(Infrato、2017年)

申込や詳細な内容の確認は下記リンク先でできます。
 『 【ファイナンスセミナー|全2回】実践プロジェクトファイナンス~海外プロジェクトファイナンスの実務~ 』のご案内

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