2024.03.28
【プロジェクトファイナンス】東邦銀行、再エネ事業向けプロジェクトファイナンスの組成実績を公表/4年間で総額525億円を単独アレンジ
2017.11.01 インフラ融資
2017年10月27日、株式会社東邦銀行(以下、「東邦銀行」)は2017年9月末日時点での再生可能エネルギー事業向けのシンジゲートローン(協調融資)及びプロジェクトファイナンスの組成実績を公表した。
東邦銀行による再生可能エネルギー事業向けプロジェクトファイナンスの組成は2014年度から始まった。2017年9月時点まででシンジゲートローンの組成案件数は累計18件、そのうちプロジェクトファイナンスのものは10件となった。金額でみると、シンジゲートローンでの組成金額は883億円、そのうちプロジェクトファイナンスによるものは525億円。福島県内における再生可能エネルギー事業向けのプロジェクトファイナンスが多くを占め、その大半を福島県内の金融機関のみでシンジゲート団を組成しているようだ。
2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年9月 | 累計 | |
シンジゲートローン組成件数(単位:件) | 4 | 4 | 8 | 2 | 18 |
そのうちプロジェクトファイナンスの組成件数 | 1 | 2 | 5 | 2 | 10 |
シンジゲートローン組成金額(単位:億円) | 90 | 188 | 437 | 166 | 883 |
そのうちプロジェクトファイナンスの組成金額 | 39 | 55 | 265 | 166 | 525 |
福島県では「福島県再生可能エネルギー推進ビジョン」を策定し、2040年頃を目途に、福島県内のエネルギー需要100%以上に相当する量のエネルギーを再生可能エネルギーで生み出すことを目標としている。
そのため東邦銀行は地元金融機関として、再生可能エネルギーを重点取組み分野に位置付け、これまで事業化支援や資金調達支援に取り組んできた。今後も、太陽光発電、風力発電、バイオマス発電、小水力発電を中心とした再生可能エネルギー向けの資金需要に積極的に対応していく方針だ。
(再生可能エネルギー導入量と一次エネルギー供給量(推計) 出典:福島県再生可能エネルギー推進ビジョン(改訂版))
*アイキャッチ Photo by Ryan Searle on Unsplash
【情報ソース】
・再生可能エネルギー向けプロジェクトファイナンスの組成実績について、2017年10月27日、株式会社東邦銀行
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