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【インフラマネジメント】東京メトロ、AR(拡張現実)技術を活用した維持管理教育用アプリを開発

2017.07.12 トピック


 2017年7月3日、東京メトロは トンネル等の土木構造物の維持管理教育用にAR(拡張現実)技術を活用したアプリケーションを開発し、5月より使用開始したことを発表した。

(iPadを用いた検査の様子 出典:東京メトロ)

 今回開発されたアプリケーションは2015年度から運用されている土木構造物の検査業務用iPad用アプリケーションを拡張開発したもの。江東区新木場にある総合研修訓練センター内の模擬トンネルや橋りょうで使用すると、iPadアプリケーションの画面上に実際の構造物に見られる変状を再現することができる。
 電車の走らない環境で模擬体験ができることで、研修生の理解度向上や安全かつ時間的制約を受けない質の高い研修が実施できるようになった。

(新入社員研修状況 出典:東京メトロ)

 研修施設の模擬トンネルでは壁面全体をARマーカーとして認識する技術が確立されていて、一般的に必要とされているARマーカーが不要となっている。ARマーカー貼り付けが困難な環境や映し出す対象が広範囲な環境の場合、この技術の果たす役割は大きそうだ。

(総合研修訓練センター 出典:東京メトロ)

*アイキャッチ 出典:東京メトロ

【情報ソース】
AR(拡張現実)技術を活用した土木構造物の維持管理教育用アプリの使用を開始しました、2017年7月3日、東京メトロ

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