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【テクノロジー】出光興産、米国の海洋アルカリ化CO2除去ベンチャーに出資

2025.09.21 トピック


 2025年9月19日、出光興産株式会社(以下、「出光興産」)は海洋アルカリ化(Ocean Alkalinity Enhancement、以下、「OAE」)を用いて大気中のCO2除去(Carbon Dioxide Removal、以下、「CDR」)に取り組む米国のスタートアップ企業Vycarb Inc.(以下、「Vycarb社」)に出資したことを発表した。

 海洋アルカリ化とは水中に溶解しているCO2を、石灰石などの自然界に存在するアルカリ性鉱物に固定化するCDR手法である。水中のCO2濃度を下げることで大気中のCO2が海水や河川水に溶け込みやすくなるため、結果として大気中のCO2除去に寄与すると言われている。

 Vycarb社は2022年に設立された水を利用した新しいCO2の貯留・測定技術を開発するベンチャー企業だ。ニューヨーク・ブルックリンに拠点をおいている。VYcarb社のOAEは陸上にある小型コンテナ内の独自設備でCO2をアルカリ性鉱物に固定化させ、重炭酸塩・炭酸塩と水に変換して海や河川へ放流するというものだ。これまで複数の実証を行ってきており、将来的には大規模な炭素管理を実現するツールの開発・展開・市場化を目指している。

 出光興産は出資を通じてOAEに関する知見や実証機会を獲得し、北米におけるCDR事業モデルの構築を進める。

*アイキャッチ UnsplashSanti Gomezが撮影した写真

【情報ソース】
海洋アルカリ化を活用したCO2除去(CDR)に取り組む米国スタートアップVycarb社に出資 北米地域でのCDR事業モデルの構築を推進(*PDFファイルが開きます、1,121KB)、2025年9月19日、出光興産株式会社

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