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【テクノロジー】損保ジャパン・SOMPOリスクマネジメント・OKI、洋上風力の海底電力ケーブル異常予兆検知について検討開始

2025.02.22 トピック


 2025年2月19日、損害保険ジャパン株式会社(以下、「損保ジャパン」)、SOMPOリスクマネジメント株式会社(以下、「SOMPOリスクマネジメント」)、沖電気工業株式会社(以下、「OKI」)の3社は洋上風力発電所の海底電力ケーブル内の光ファイバーを活用した異常予兆検知に関する検討の開始を発表した。

 OKIは光ファイバーセンサー技術を活用して、海底電力ケーブルの周囲の温度や音響の変化から、海底電力ケーブルの埋設状態や船舶が錨を下ろすことによる振動、底引き網漁の振動などによって異常が発生した箇所をリアルタイムで検知・発報する。

 これにより海底電力ケーブルの異常箇所が容易に把握できるようになることから、海底ケーブルの状態把握にかかるメンテナンスコストの大幅削減や破損事故等の発生原因の判断に活用されることが期待されている。

 損保ジャパンとSOMPOリクスマネジメントはこの仕組みを活用し、洋上風力発電設備のリスクを適正に評価し、洋上風力発電事業者への事故抑止や被害軽減に向けたアドバイスの提供、異常予兆検知サービスを付帯した新たな保険商品の開発などを進める。

 洋上風力発電の導入が進んでいる欧州では埋設した海底電力ケーブルが露出することによる断線などの事故が発生しており、事業の安定運営における重要な課題として認識されている。

*アイキャッチ UnsplashCompare Fibreが撮影した写真

【情報ソース】
洋上風力発電所向け海底電力ケーブルの異常予兆検知に関する検討を開始~埋設状態のリアルタイム監視により異常を検知、破損事故防止への活用を期待~(*PDFファイルが開きます、238KB)、2025年2月19日、損害保険ジャパン株式会社(*SOMPOリスクマネジメント株式会社、沖電気工業株式会社との共同リリース)

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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