2026.01.22
【CCS】住友商事、英国のCO2輸送パイプライン開発事業に出資
2025.07.13 事業参画・売買レポート
2025年7月8日、住友商事株式会社(以下、「住友商事」)は英国の完全子会社であるSummit Energy Evolution Limited(以下、「SEEL」)を通じて、英国のPeak Cluster炭素回収プロジェクトを支えるCO2輸送パイプライン開発事業に出資したことを発表した。
当該プロジェクトは英国の低炭素エネルギー開発企業のProgressive Energyとセメント製造事業者のTarmac、Breedon、SigmaRoc、Holcimが2022年から共同で概念設計(Pre-FEED)を進めてきたものだ。英国のセメントや石灰の約4割を生産するPeak地域周辺の4つの工場で回収されたCO2をパイプラインで沿岸部(リヴァプール)まで輸送し、CSSバリューチェーンを構築する。輸送されたCO2はその後、英国のエネルギー企業Spirit Energyが開発するMorecambe Net Zeroプロジェクトによってアイリッシュ海の海底に貯蔵される。当該プロジェクトによるCO2の想定回収量は約300万トン/年。
当該プロジェクトは2028年の最終投資決定(FID)を目指して基本設計や規制当局の承認に必要な調査が進められる予定。FIDまでの開発費用は総額5,960万ポンド(約118億3千万円、1ポンド=198.5円で換算)と見込まれている。
当該プロジェクトにおける特別目的会社はPeak Cluster Limited。Tarmac、Breedon、SigmaRoc、Holcimが出資しており、SEELは合弁会社のProgressive Energy Peak Limitedを通じて新たに出資する。なお、英国政府の主要な投資機関で政策銀行のNational Wealth Fundも新たに出資を行う。
*アイキャッチ UnsplashのSlawomir Lusarが撮影した写真
【情報ソース】
・英国のセメント・石灰産業の脱炭素化に向けCO2輸送パイプライン開発事業へ出資~国内生産量の4割を占める英国最大の工場群から年間約300万トンのCO2を輸送~、2025年07月08日、住友商事
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