【PPA】JR西日本・関西電力・ENEOSリニューアブル・エナジー、オフサイトPPAで山陽新幹線に電力供給

2024.05.28 事業参画・売買レポート


 2024年5月24日、西日本旅客鉄道株式会社(以下、「JR西日本」)、関西電力株式会社(以下、「関西電力」)、ENEOSリニューアブル・エナジー株式会社(以下、「ERE」)は山陽新幹線に供給するコーポレートPPAの契約を締結したことを発表した。

 当該PPAはEREが発電事業者として太陽光発電設備を開発・運営し、関西電力が小売事業者としてJR西日本への電力の調達・供給を行うものだ。山陽新幹線の関西エリアの区間(新大阪駅~岡山駅間)において約18MWの太陽光発電設備による発電及び電力供給が実施される。供給開始は2024年度内の予定。

 供給された電力は列車運転用電力として使用される。発電電力量は約 0.3 億 kWh/年で、山陽新幹線全区間の年間運転用電力量の約 2.5%相当(当該区間では約 11.5%相当)を賄う。

 JR西日本と関西電力はPPAスキームを活用し、これまでに大阪環状線およびJRゆめ咲線で約5.5MW(2023年11月供給開始)、神戸線・京都線・宝塚線で約50MW(2026~2027年度供給開始予定)の再エネ由来電力の導入を進めている。

*アイキャッチ UnsplashMariana Proençaが撮影した写真

【情報ソース】
山陽新幹線への再生可能エネルギー由来電力追加導入(*PDFファイルが開きます、728KB)、2024年5月24日、西日本旅客鉄道株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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