【売買】インドの電力開発会社、日本で15件の太陽光発電事業を取得/国際市場で2GWまで資産拡大目指す

2017.08.08 事業参画・売買レポート


 2017年7月13日、インドの電力開発会社Hindustan Power社(本社:ニューデリー)は日本で15件の太陽光発電事業を買収したと発表した。

 同社は2022年までに国際市場において、再エネ発電施設の資産規模を発電容量2GWまで拡大させる方針を掲げている。今回の日本での買収もこの方針に基づいて実施されたもののようだ。発表時には、バングラディッシュのトリシャルで100MW級(4×25MW)の太陽光発電事業に参入することも併せて発表されている。

 これまでにHindustan Power社はドイツのラウタで25MWの太陽光発電施設を運営するほか、イタリア、英国、米国など多くの国で再エネ発電施設を買収・運営してきた。すでに全世界で800MW以上の再エネ発電実績があり、2012年と2013年には英国最大の太陽光発電事業者として評価されている。

 Hindustan Power社は再エネ発電の他に、火力や水力発電、鉱業などの分野でEPC事業を手掛けるなど幅広く電源開発に関わる企業である。様々な事業分野・段階のものがあるものの、トータルで6,000MWのポートフォリオを保有し、その資産規模は約20億ドルである。

【情報ソース】
Hindustan Power acquires 15 solar projects in Japan and set to increase its international footprint to 2 GW by 2022、2017年7月13日、HINDUSTAN POWER

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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