• Home
  • インフラファンド動向
  • 【ファンド組成】日本政策投資銀行、GE・エナジー・ファイナンシャル・サービスと国内太陽光発電事業向けファンドを組成/ファンド規模約750億円を目標/日本生命も100億円投資

【ファンド組成】日本政策投資銀行、GE・エナジー・ファイナンシャル・サービスと国内太陽光発電事業向けファンドを組成/ファンド規模約750億円を目標/日本生命も100億円投資

2017.07.03 インフラファンド動向


 2017年6月29日、株式会社日本政策投資銀行(以下、「DBJ」)はGEエナジー・ファイナンシャル・サービス(以下、「GEEFS」)とともに、日本最大級となる国内市場向けの太陽光発電事業向けファンドを組成したと発表した。GEEFSは米国ゼネラル・エレクトリック社のエネルギープロジェクト向け投資組織。

 ファンドの名称は「EFS エナジー・ジャパン投資事業有限責任組合」。GEEFSが無限責任組合員(GEEFSエナジー・ジャパン合同会社)としてファンドを運用する。有限責任組合委員(GEキャピタル・アセット・ファイナンス合同会社)として投資も実施する。DBJは当該ファンドの全組合員の出資約束金総額の3分の1の出資約束を行うアンカーインベスターを務める。その他の投資家として、すでに日本生命が100億円の投資の決定を発表している。同社の国内インフラファンドへの投資は初。

(ファンドのストラクチャー 出典:株式会社日本政策投資銀行)

 当該ファンドは2017年6月中旬に約463億円の初回のクロージングを実施した。ファンド規模は今後750億円まで拡大することを目標としており、最大で900億円まで拡大の可能性がある。国内の再生可能エネルギー分野におけるファイナンス需要の増加に対応していく考えだ。

 投資対象は国内の太陽光発電事業。すでに岡山県で稼働済みの『久米南メガソーラープロジェクト(約32MW)』等への投資が決定している。投資期間はファンド募集期間終了日の3年後の応当日までとしている。

*アイキャッチ 出典:株式会社日本政策投資銀行

【情報ソース】
GEエナジー・ファイナンシャル・サービスはアンカーインベスターである日本政策投資銀行とともに国内最大の太陽光発電事業向けファンドを組成、2017年6月29日、株式会社日本政策投資銀行
国内再生可能エネルギーファンドへの投資について~当社初の国内インフラファンドへの投資~(*PDFファイルが開きます、428KB)、2017年6月29日、日本生命保険相互会社

【関連記事】
【プロジェクトファイナンス】みずほ銀行、風力発電ファンドにリファイナンス資金として約240億円を融資/地銀等9つの金融機関が参加
【ファンド組成】十六銀行など地銀4行、再生可能エネルギーファンドを組成/ファンドの規模は40億円
【参画】双日と四国電力、チリ共和国で太陽光発電プロジェクトに参画/定格出力98MW

, , , , , , ,


デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
ISS-アイ・エス・エス

月別アーカイブ