【参画】プロスペクト、広島県で太陽光発電事業に参画/最大出力18MW、年間売電収入は約7.3億円を見込む

2016.06.03 事業参画・売買レポート


 平成28年6月1日、不動産開発大手の株式会社プロスペクト(以下、「プロスペクト」)が広島県東広島市でメガソーラー事業に参画したことを発表した。

広島県東広島市志和町志和東1166-2

 プロスペクトのほか、株式会社九電工、JFEエンジニアリング株式会社、株式会社ユニロットの4社で共同開発するにあたり、匿名組合出資を事業会社となるKPJU東広島合同会社へ行った。出資総額は約13.3億円。プロスペクトはそのうち、5.3億円の出資になる。

 太陽光発電所は敷地面積が約110haのゴルフ場の跡地を活用して建設される。平成28年6月より建設を開始し、平成30年7月より商業運転を開始する計画だ。発電した電力は固定価格取引制度に基づき36円/kWhで売電し、稼働後20年間に亘る売電で平均7.3億円/年の売電収入を見込んでいる。

 事業総額は約70億円で、みずほ銀行をアレンジャーとする銀行団よりプロジェクトファイナンスで資金調達した。

事業の概要                                            

施設名称KPJU東広島太陽光発電所
所在地広島県東広島市志和町内字大門字山886番 他
敷地面積約113ha
出力規模18,680kW
パネル枚数約109,900枚
年間発電量容量20,524,000kWh(一般家庭約5700世帯相当)
事業会社KPJU東広島合同会社
出資比率株式会社九電工:45%
株式会社プロスペクト:40%
JFEエンジニアリング株式会社:6%
株式会社ユニ・ロット:9%
匿名組合出資総額約13.3億円
事業総額約70億円
施工&保守・管理会社株式会社九電工
事業期間運転開始より20年

【情報ソース】
広島県東広島市におけるメガソーラー事業への出資及び最大出力18MWの太陽光発電所の建設の着手に関するお知らせ(*PDFファイルが開きます、155KB)、平成28年6月1日、株式会社プロスペクト

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