2025.04.24
【書籍案内】『 地方公共交通の維持と活性化 』(成山堂書店)
2020.11.24 書籍案内
書籍名 : 地方公共交通の維持と活性化 (日本交通政策研究会研究双書32)
著者名 : 青木亮(編著)
発行所 : 成山堂書店
版 型 : A5判
ページ : 252ページ
価格(税別) : 3,200円
発行年月 : 2020年08月28日 ISBNコード : 978-4-425-92961-0
〇内容紹介
自動車の普及や少子高齢化・人口減少を拝啓に困難さが増す地方公共交通。その維持のために地域各地で実施されている創意工夫の取組みを紹介・分析した活性化に向けて示唆となる一冊。
〇主な目次
第1章 地域公共交通維持・活性化の制度的枠組み
1.1 デマンドバス・コミュニティバスとそのルーツ
1.2 日本のバス市場の変化
1.3 路線の維持・廃止と補助政策
1.4 地域公共交通に関する協議と計画づくり
第2章 市町村ごとに異なる路線バス政策にみる課題-群馬県北毛地域の各市町村の事例研究-
2.1 渋川市域の路線バスの特性と課題
2.2 利根沼田地域における路線バスの現状・課題
2.3 吾妻郡内の状況と課題
2.4 運賃負担の軽減をはかった利用促進策
2.5 路線バスの利用促進に関わる諸要素の考察
2.6 総括的考察
第3章 地方都市における交通モード間連携施策の現状-長野県松本市の事例-
3.1 地域公共交通政策の変化と交通モード間連携の必要性
3.2 事例研究:長野県松本市
3.3 松本市における交通モード間連携施策の現状
3.4 松本市を通した交通モード間連携施策の示唆
3.5 おわりに
第4章 路線バスを利用した貨客混載の取組み
4.1 路線バスによる貨客混載の系譜
4.2 路線バスによる宅配便輸送―全但バス神鍋線の事例―
4.3 路線バスによる農産物輸送―広島県北広島町の事例―
4.4 貨客混載は切り札となりうるか
第5章 上限200 円バスの展開-京都府京丹後市から近隣への波及-
5.1 上限200 円の端緒―京丹後市の交通政策―
5.2 上限200 円運賃の近隣地域への波及
5.3 全但バス神鍋線における上限200 円運賃
5.4 おわりに
第6章 地域公共交通におけるデマンドタクシーの導入-雲南市のだんだんタクシー
6.1 雲南市の概要
6.2 掛合地域の「だんだんタクシー」
6.3 雲南市発足後の「だんだんタクシー」
6.4 おわりに
第7章 観光振興と公共交通アクセス
7.1 公共交通機関を利用した周遊が困難な事例-群馬県・富岡製糸場周辺の交通-
7.2 公共交通機関を利用したアクセスが困難な世界遺産の事例
-岩手県釜石市・橋野鉄鉱山への公共交通アクセス―
7.3 福祉目的と観光利用を両立した循環バスの事例-山口県萩市・萩循環「まぁーるバス」-
7.4 各事例の課題と今後の展望
第8章 西多摩エリアの観光と公共交通
8.1 西多摩エリアの観光と交通
8.2 西多摩エリアの観光と交通の現状
8.3 西多摩エリアにおける公共交通の利用者増加に向けて
8.4 おわりに
第9章 地域交通の維持における住民参画の意義と課題-青葉台コミュニティバス運営協議会の取組み-
9.1 取組みの背景
9.2 あおばすの運行に関わる主体とその役割
9.3 あおばすが持続している要因
9.4 今後の課題
第10章 住民組織によるバス路線開設-函館市・陣川あさひ町会の事例-
10.1 住民組織を活用した交通空白地域の解消の検討
10.2 住民組織を活用した交通空白地域の解消に向けた課題
10.3 陣川あさひ町会の地域概況と交通概況
10.4 陣川あさひ町会における取組みの背景と現状
10.5 おわりに
第11章 地域全体で取り組む新しい公共交通-長岡市山古志・太田地区のクローバーバス―
11.1 山古志・太田地区における「クローバーバス」の仕組み
11.2 クローバーバスの成果と特徴
11.3 地域住民主体の組織を目指して
第12章「自家用有償旅客運送」の活用-近畿地方北部の事例から―
12.1 京都府京丹後市丹後町「デマンドバス」「ささえ合い交通」
12.2 兵庫県養父市「やぶくる」
12.3 事例の比較からみえること
第13章 持続ある公共交通維持策へ-各地の事例からみえるもの-
13.1 輸送特性と交通手段選択
13.2 公共交通サービスの選択と社会的費用
13.3 取り上げた事例の人口規模
13.4 本書の事例からみる施策の特長
購入や詳細な内容の確認は下記リンク先でできます。
『 地方公共交通の維持と活性化 』- (成山堂書店)