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【戦略】東芝エネルギーシステムズ、アフリカの水力や地熱発電案件で仏バンシコンストラクションと協業/技術力×グローバルネットワーク

2018.05.09 トピック


 2018年05月03日、東芝エネルギーシステムズ株式会社(以下、「東芝エネルギーシステムズ」)はアフリカにおける水力・地熱発電案件の開発について、仏の大手総合建設会社であるVINCI S.A.のグループ会社VINCI Construction(以下、「バンシコンストラクション」)との間で、発電所建設に関わる設計・エンジニアリング・製造・建設にわたる戦略的協力関係を構築することに合意したことを発表した。

 アフリカでは現在、6億4,500万人以上の人がエネルギーへのアクセスを有していない状態にある。病院で救急サービスのオペレーションが妨げられる、或いは教育に支障が出るなど、エネルギー不足はアフリカにおけるもっとも大きな社会課題となっている。現在は天然ガス発電が主な電源であるが、アフリカの水資源や大地溝帯を中心とした豊富な地熱資源を活用した発電など再生可能エネルギーによる電源開発に期待が高まっている。

 東芝エネルギーシステムズは同社の水力・地熱発電設備における技術力やノウハウを、バンシコンストラクションの建設ノウハウやグローバルネットワークを組合せ、アフリカにおける水力・地熱発電による電源開発案件への参入を目指す考えを持っている。

 東芝エネルギーシステムズは協業を実施する水力・地熱発電設備の納入実績が豊富だ。水力発電を行う水車は世界各国で2,000台以上、定格出力に換算して59GW以上の納入実績を持ち、地熱発電向けのタービンでは世界各国で56台、定格出力に換算して約3.6GWの納入を行っており世界有数の実績。
 一方で、バンシコンストラクションは欧州を中心に建築・土木工事を実施するほか、水インフラやエネルギー関連分野などの設計・建設・メンテナンスまで行っている。アフリカにおいては同社子会社であるSogea Satom(ソジェサトム)社を通じて、90年以上に亘り20か国以上の国々で実績がある。

 *アイキャッチ 出典:東芝エネルギーシステムズ株式会社

【情報ソース】
仏・バンシコンストラクションをアフリカにおける水力・地熱発電案件の開発で協業、2018年05月03日、東芝エネルギーシステムズ株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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