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【政策】国土交通省、ブロックプラットフォームを活用して開放型サウンディング調査(官民対話)を実施/自治体から案件募集へ、12月22日まで

2017.11.28 トピック


 2017年11月22日、国土交通省は地方ごとに設置されているブロックプラットフォーム(*)のうち、関東、近畿、中部、九州・沖縄の4つでサウンディング調査を実施することを発表した。同時にサウンディング調査を希望する自治体からの案件募集も開始した。

(*)国土交通省より引用
ブロックプラットフォーム;PPP/PFIに関する情報・ノウハウの共有・習得、関係者間の連携強化、個別案件の官民対話等を図るための産官学金の協議の場。全国9ブロックにおいて形成。

 サウンディング調査とは、自治体が官民連携事業を実施するにあたり、事前に市場性の有無や実現可能性、民間事業者の参入意欲などについて把握することを目的に意見交換を実施するもの。民間事業者から出されたアイデアや意見を事業に反映させることで、より効果的な事業実施が可能となることも評価されており、最近では多くの自治体でサウンディング調査が実施されるケースが増えている。

 通常は自治体が独自で開催し、非公開の場で1対1で実施する閉鎖型サウンディングであるが、今回のブロックプラットフォームでのサウンディングは、国土交通省が主体となった事務局が運営し、公開の場で行う開放型サウンディングとして実施されるようだ。開放型サウンディング調査は民間事業者から具体的な提案を受けることが難しくなるが、参加している専門家が組織の枠に縛られず幅広く議論を進めることができるというメリットがある。また、傍聴席も設けられ、プラットフォームメンバーは関心のあるサウンディングを自由に傍聴することができる。

(サウンディングブースのイメージ 出典:国土交通省)

 すでにサウンディング案件の募集は開始されている。締切は12月22日(金)迄。その後、12月26日(火)にはサウンディング案件の公表や民間事業者等の参加者募集開始などがあり、来年の2月にもサウンディング調査が各地域のブロックプラットフォームで実施される計画となっている。(開催地と日時については下記表を参考頂きたい。)

 

(サウンディング開催までの流れ 出典:国土交通省)

開催地及び日時

開催地開催日時間
東京都内2月2日(金)14:00~17:00
大阪市調整中(2月中を予定)14:00~17:00
名古屋市2月14日(水)14:00~17:00
福岡市2月7日(水)14:00~17:00

*アイキャッチ Photo by The Climate Reality Project on Unsplash

【情報ソース】
平成29年度 官民連携事業の推進のための地方ブロックプラットフォーム サウンディングの開催について、2017年11月22日、国土交通省

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