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【PFI】荒尾市、官民連携で水道事業等包括委託業務をスタート

2016.04.15 PFI


 平成28年4月5日、熊本県荒尾市で「荒尾市水道事業等包括委託」事業がスタートした。

 事業実施主体は『あらおウォーターサービス株式会社(以下、あらおウォーターサービス)』。あらおウォーターサービスはメタウォーター株式会社(以下、「メタウォーター」)、荒尾市管工事協同組合、株式会社エース・ウォーター、国際航業株式会社、株式会社NTT データの5社の出資により立ち上げられた特別目的会社(SPC)である。メタウォーターが代表企業だ。

01(資料:あらおウォーターサービス株式会社)

 事業はメタウォーターが改正PFI法の「民間事業者による提案制度」を活用し荒尾市へ提案したことで始まった。昨年3月に一般公募され、12月に契約締結に至っている。事業期間は平成28年4月1日から平成33年3月31日までの5年間。

 事業の特徴はこれまで荒尾市企業局が行っていた業務の一部と既に個別に委託していた業務を包括的に民間委託した点である。

03(資料:荒尾市)

 官民連携で事業基盤を再編したことにより、ベテラン職員の退職や人事ローテーションなどが発生する中でも水道事業を安定的に維持継続することが可能となる。荒尾市は事業の内、総務・企画関係、事業計画の策定、委託業務のモニタリングなどを主に担当し、それ以外の業務の大部分である施設の運営・維持管理はあらおウォーターサービスが受託している。事業の経営・マネジメントと施設のO&Mを分けて役割分担した形だ。
 当然、料金の決定権などの経営権はこれまで通り荒尾市企業局が持っている。

 

06(資料:あらおウォーターサービス株式会社)

 荒尾市は水道事業の業務包括委託化と民間企業のノウハウを活用することで、5年間で約3,600万円のVFMを期待している。新しい官民連携の形を示した「荒尾モデル」の今後5年に渡る事業運営に注目したい。

【情報ソース】
荒尾市水道事業等包括委託 業務開始式を開催、平成28年4月5日、メタウォーター株式会社
あらおウォーターサービス株式会社、平成28年4月1日
『荒尾市水道事業等包括委託』の実施について、平成28年1月5日、荒尾市

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
東京モデリングアソシエイツ
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