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【参画】SMFL・SMFLみらいパートナーズ・NECキャピタル・三井住友銀行、みらいエネルギー・パートナーズに資本参加/国内水力発電事業拡大に向け共同で取り組む

2019.04.22 事業参画・売買レポート


 2019年04月16日、三井住友ファイナンス&リース株式会社(以下、「SMFL」)の100%子会社であるSMFLみらいパートナーズ株式会社(以下、「SMFLみらいパートナーズ」)、NECキャピタルソリューション株式会社(以下、「NECキャピタル」)、株式会社三井住友銀行(以下、「三井住友銀行」)はみらいエネルギー・パートナーズ株式会社(以下、「未来エネルギー」)の株式を取得し、未来エネルギーの事業を共同で推進することを発表した。

 未来エネルギーは水力発電分野を中心に、民間事業者や地方自治体の発電事業の組成や開発を支援する事業を行っている。特に中規模水力発電所の共同改修事業においては、事業の立案、許認可申請・取得から土木設計、機器調達、工事施工計画、工事監理の実施まで一気通貫でサービス提供できる強みがある。加えて、未来エネルギーが無限責任組合員を務める水力発電ファンド「みらいハイドロパワー投資事業有限責任組合」を通じて、水力発電所の改修や開発事業の資金調達まで行っている。

 今回の3社の資本参加によって、株式保有割合は代表関連会社が45.04%、SMFLみらいパートナースが30.08%、NECキャピタルが20.00%、SMBCが4.88%となった。

 フィンテックグローバル株式会社は2013年09月に未来エネルギーにベンチャー投資を行い、同社の株式を20%取得していた。これまで社外取締役を派遣するなどハンズオンで成長を支援してきたが、今回の資本参加のタイミングで保有株式の全てを売却して投資回収した。

 今後、SMFLとSMFLみらいパートナーズは水力発電を中心とする再生可能エネルギー事業へのリースを始めとするファイナンスサービスを一層強化する。SMBCは老朽化が進む国内水力発電所に対するファイナンスニーズへの対応力を強化することに加えて、未来エネルギーが運営する水力発電ファンドの拡大に向けてSMBCグループでの各種サポートを行う。

 NECキャピタルは公営水力発電コンセッション等の水力発電プロジェクトを念頭に、これまでのPPP/PFI事業や水力発電を含む再生可能エネルギープロジェクトへの投融資の実績・経験を活かして、ファイナンシャル・アドバイザリーや投融資等の総合的な金融サービス提供を行う考えだ。

*アイキャッチ Photo by Alex Bagirov on Unsplash

【情報ソース】
国内水力発電事業拡大に向けた資本参加について(*PDFファイルが開きます、155KB)、2019年04月16日、みらいエネルギー・パートナーズ株式会社(三井住友ファイナンス&リース株式会社、SMFLみらいパートナーズ株式会社、NECキャピタルソリューション株式会社、株式会社三井住友銀行との共同リリース)
投資先企業みらいエネルギー・パートナーズ株式会社の株式売却に関するお知らせ、2019年04月16日、フィンテック グローバル株式会社

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