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【コンセッション】国土交通省や北海道など、北海道内7空港コンセッションの公募手続き開始/5月9日に合同説明会を開催

2018.05.01 コンセッション


 2018年04月25日、国土交通省は旭川市、帯広市、北海道とともに、北海道内7空港を一体とした民間運営委託について募集要項等を策定し、公募手続きの開始を発表した。

 事業の対象となった空港は、国管理空港(新千歳空港、稚内空港、釧路空港、函館空港)・特定地方管理空港(旭川空港、帯広空港)・地方管理空港(女満別空港)の7つの空港である。管理者の異なる複数の空港を一体的に運営することで、各空港のマーケティング力の底上げや航空ネットワーク・道内航空ネットワークの充実強化を図るほか、地域と連携した広域観光の振興を含めた地域経済の活性化に繋げたい考えだ。

 運営権対価は一時金(ゼロ円を上回る金額を提案)と運営権対価分割金(24億円/年×30年間、計720億円)を国に支払う形。一方で地方管理3空港に対しては、公的最大負担額の削減額について各空港ごとに提案を行う必要がある。

 民間事業者からの提案は公募型プロポーザル方式を採用し、2段階に分けて総合的に評価する。具体的な審査は有識者等で構成する審査委員会(非公表)が行う。

〇事業概要
・事業期間: 33年間(不可抗力等の延長含め最長35年間)
・事業範囲:空港運営等事業、ターミナルビル事業・駐車場事業 等
・事業方式:国は、公募により運営権者を選定
         運営権者は、滑走路等の運営とターミナルビル等の運営を一体的に実施(*)
         国は、公共施設等運営権を設定し、運営権者より運営権対価を収受
(*)運営権者は、国管理4空港に加え、旭川空港・帯広空港・女満別空港の運営も実施する

〇今後のスケジュール(予定)
  

・平成 30年 08月16日第一次審査書類の提出期限
・平成30年09月頃第一次審査結果の通知
・平成30年05月頃第2次審書類の提出期限
・平成31年07月頃優先交渉権者の選定
・平成31年01月15日7空港一体のビル経営開始予定日
・平成32年06月01日新千歳空港運営事業開始予定日
・平成32年10月01日旭川空港運営事業開始予定日
・平成33年03月01日稚内空港・釧路空港及び函館空港並びに帯広空港及び女満別空港運営事業開始予定日

 公募手続きの開始に伴い、募集要項等に関する4管理者(国土交通省、旭川市、帯広市、北海道)合同説明会が05月09日に開催される。場所は中央合同庁舎3号館の10階共用会議室A。

東京都千代田区霞が関 2 丁目 1 番 3 号

 

 募集要項等に関する質問の受付も始まっており、合計2回に分けて行われる。
 第1回は05月30日(水)10時~05月31日(木)17時まで。第2回は07月o9日(月)10時~07月10日(火
)まで。回答の公表予定日は07月27日(金)。国土交通省航空局、旭川市、帯広市、北海道の各ホームページへ掲載する形で公表されるようだ。

【情報ソース】
北海道内7空港の一括運営委託 公募手続き開始~北海道全体のさらなる観光振興に向けて~、2018年04月25日、国土交通省
道管理空港の空港別収支の試算結果、2018年04月23日、北海道

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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