【売買】大阪ガス、米国ミシガン州の天然ガス火力発電所を取得/重点地域の米国でIPP事業拡大へ

2018.04.12 事業参画・売買レポート


 2018年04月10日、大阪ガス株式会社(以下、「大阪ガス」)は米国・ミシガン州の天然ガス火力発電事業(以下、「ミシガンパワー発電所」)へ参画することを発表した。

5795 W 6th St, Ludington, MI 49431 アメリカ合衆国

 

  ミシガンパワー発電所は米国ミシガン州ラディントンにある天然ガス火力発電所である。1995年10月に運転開始され、ガスコンバインドサイクル方式の発電機が安定した稼働を続けている。定格出力は12.5万kW。地元の電力事業者や工場に対して「電気・蒸気」を供給する長期契約を締結しており、今後の安定した収益も見込まれている。

 当該事業を進めるのは事業会社「Michigan Power LP,LLC」である。1992年に設立された。大阪ガスは同社の100%子会社を通じて、米国の大手インフラファンドであるRockland Capital等が保有するWolverine Power Holdings,LLCから当該事業会社の株式100%持分を取得した。今後必要な許認可の取得を経て、本格的な事業参画となる。大阪ガスでは、主体的な事業運営を通じてノウハウを習得し、今後の米国IPP事業拡大を積極的に進めたい考えだ。

(事業スキーム図 出典:大阪ガス株式会社)

*アイキャッチ 出典:大阪ガス株式会社

【情報ソース】
米国・ミシガン州における天然ガス火力発電事業への参画について、2018年04月10日、大阪ガス株式会社 

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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