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【債券】第一生命、アフリカ開発銀行発行の「ライト・アップ・アンド・パワー・アフリカ・ボンド」に約100億円投資/アフリカのエネルギー不足解消へ

2017.11.27 インフラ融資


 2017年10月05日、アフリカ開発銀行は同行として初となる「ライト・アップ・アンド・パワー・アフリカ・ボンド」を発行し、発行額全額となる7億3,300万スウェーデンクローナ(約100億円)を第一生命保険株式会社(以下、「第一生命」)へ販売したことを発表した。

 アフリカ開発銀行は大手格付け機関であるS&Pから「AAA」、ムーディーズからは「Aaa」と格付されている金融機関であり、域内のメンバー国54か国、域外メンバー国27か国が参加している。アフリカ開発銀行では開発における5つの最優先分野があり、それらを総称して「ハイ・ファイブス(High 5s)」と呼んでいる。具体的には、「アフリカの電化」「食糧増産」「工業化」「地域統合」「人々の生活の質の向上」の5つ。

〇High 5s
 ・アフリカの電化
 ・食糧増産
 ・工業化
 ・地域統合
 ・人々の生活の質の向上

 今回の債券発行はこのうち「アフリカの電化」に該当するものであり、アフリカのエネルギー不足の解消を目的とした資金調達として発行された。発行総額は7億3,300万スウェーデンクローナ、日本円にして約100億円となる。ドイツ証券株式会社が単独主幹事を務め、私募形式で発行し、第一生命が全額購入した。償還期間は10年で償還日は2027年9月21日となる。調達した資金はアフリカ開発銀行の通常資本に組み入れた後、「ライト・アップ・アンド・パワー・アフリカ(アフリカの電化)」を戦略的に推進する事業に活用されるようだ。

 アフリカでは現在、6億4,500万人以上の人がエネルギーへのアクセスを有していない状態にある。このため、病院で救急サービスのオペレーションが妨げられる、或いは教育に支障が出るなど、アフリカにおけるもっとも大きな社会課題となっている。

 そのような中、アフリカ開発銀行では「ニューディール」という新たなエネルギー政策を始めており、クリーンで再生可能なエネルギーソリューションに重点をおき、2025年までに電力へのユニバーサルアクセスを実現することを目標に掲げている。今後、160GWの発電容量の追加や1億3,000万件の新規オングリッド接続/7,500万件の新規オフグリッド接続の実現、クリーンな調理エネルギーへのアクセスを1億3,000世帯分増加させるなど、具体的に施策が検討されている。

 すでに、ケニアでは電力アクセスを提供するエネルギープログラム「kenya’s Last Mile Connectivity Program Ⅱ」が実施されている。低所得者層や零細企業を中心に約150万人への電力アクセスの提供を通じて、生活水準の向上と経済成長のサポートが進められている。

*アイキャッチ 出典:アフリカ開発銀行

【情報ソース】
アフリカ開発銀行、「ライト・アップ・アンド・パワー・アフリカ・ボンド」を発行、2017年10月05日、アフリカ開発銀行

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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