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【コンセッション】愛知県、国際展示場コンセッションの募集要項を公表/プロフィット・ロスシェアでインセンティブを働かせる

2017.07.12 コンセッション


 2017年7月7日、愛知県は「愛知県国際展示場コンセッション」の募集要項を発表し、運営権者の募集を開始した。

(出典;愛知県)

  愛知県は2019年秋の開業を目指して整備を進める愛知県国際展示場の運営を公共施設等運営権(コンセッション)方式で行う。運営対象は愛知県国際展示場を構成する大規模展示場、外構、駐車場、敷地内通路及び連絡通路、多目的利用地となっており、敷地面積としては約28.7haの広さだ。この多目的利用地と駐車場の一部は将来的に愛知県有料道路運営等事業の事業運営権者によるホテル建設が予定されている。

 事業の開始は平成31年9月1日が予定されており、運営権の存続期間は実施契約に定める日から平成47年3月31日までとなっている。(このうち多目的利用地のみ平成36年3月31日まで)

 具体的な業務は「統括マネジメント業務」、「施設維持管理運営業務」、「付帯事業運営業務」、「官民連携による需要創造推進業務」の4つあるが、多目的利用地を活用した集客施設の設置や太陽光発電施設による売電など、民間事業者からの提案に基づいた任意事業も可能だ。

 運営権者はそれらの業務を実行する一方で、利用料金を設定し、自らの収入とすることができる。
 今回は「プロフィットシェア/ロスシェア」の考え方が導入されている点に特長がある。平成36年度以降の期間において、各年度の実収入が県と運営権者で合意した目標値を上回る場合に、15%の範囲での上振れについては運営権者に帰属し、それを超えた場合は県に帰属させるものがプロフィットシェアという考え方だ。逆に、実収入が目標値を下回った場合、同様の考え方で15%を境に損失を分担するのがロスシェアだ。英国では「ペイン/ゲインシェア」とも言い、より運営権者にインセンティブが働くような仕様である。

 運営権対価の最低提案価格は税別で8億8,200万円。愛知県はこの運営権対価を原資として基金を設置する予定。この基金を財源に、マーケティングや催事企画開発支援等を行い、これまで活発でなかった展示会産業の育成・活性化を図りたい考えだ。

今後の主なスケジュール

平成29年7月21日  募集要項等に関する質問の提出期限
 平成29年8月初旬  募集要項等に関する質問に対する回答の公表
 平成29年9月15日  審査資料の提出期限
 平成29年10月末頃 優先交渉権者の決定
 平成29年11月頃  基本協定の締結
 平成29年12月   運営権の設定議案の提出
 平成29年12月以降 実施契約の締結及び公表
 平成30年1月~  開業前準備業務
 平成31年9月1日  事業の開始(予定)

*アイキャッチ 出典:愛知県

【情報ソース】
「愛知県国際展示場コンセッション募集要項」を公表します、2017年7月7日、愛知県

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
東京モデリングアソシエイツ
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