【参画】H.I.S、宮城県でバイオマス発電事業に参画/約90億円を投資し、平成31年7月の稼働を目指す

2017.04.19 事業参画・売買レポート


 平成29年4月14日、株式会社エイチ・アイ・エス(以下、「エイチ・アイ・エス」)は3月22日に設立した子会社を通じて、新たにバイオマス発電事業に着手することを発表した。

 子会社の名称は「株式会社H.I.S SUPER電力株式会社」。株主はエイチ・アイ・エス(66%)とハウステンボス株式会社(34%)で構成されており、資本金は50百万円。(カッコ内の数字は出資比率)

 新事業は宮城県角田市でパーム油を原料とするバイオマス発電事業である。開発に要する投資金額としては約90億円を見込んでいる。
 敷地面積約2haの土地に設備出力が4万1,100kWの発電所を建設する計画だ。想定年間発電量は約35万mW、発電した電力は固定価格取引制度に基づき電力会社に売電される。売電開始予定日は平成31年7月の予定。

 エイチ・アイ・エスは欧州では40%にもなる再生可能エネルギー比率に対して日本では10%程であるという現状に、今後再生可能エネルギーを活用した発電事業が社会的価値が高まり、収益も確保できると判断した。

【情報ソース】
新たな発電事業着手に関するお知らせ、平成29年4月14日、株式会社エイチ・アイ・エス

【関連記事】
【売買】丸紅、大分のメガソーラーを約400億円で売却/譲渡益は約200億円/事業ポートフォリオの最適化を企図
【プロジェクトファイナンス】三井住友銀行、福岡県豊前市のバイオマス発電事業に270億円の協調融資
【開発】日本アジア投資、香川県さぬき市で水上メガソーラー発電所工事に着工/総事業費約5億円/香川銀行がプロジェクトファイナンス組成

【おススメ記事】
【レポート】(全4回)なぜ交通インフラ事業にプロジェクトファイナンスは難しいのかー第1回

, , , ,


デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
ISS-アイ・エス・エス

月別アーカイブ