2024.03.16
【売買】東京都、官民連携再生可能エネルギーファンドが栃木県の太陽光発電事業に投融資/発電出力16.8MW、総事業費約65億円
2017.02.13 事業参画・売買レポート
平成29年2月10日、東京都は官民連携再生可能エネルギーファンド事業において、新たに栃木県の太陽光発電施設への投融資を実施したと発表した。
投融資金額は明らかにされていないが、投融資の対象は総事業費約65億円、発電出力が約16.8MWとなる太陽光発電事業である。運転開始は平成29年3月に予定されている。
当該事業ではプロジェクトファイナンススキームを活用して約54億円の調達も行われている。日立キャピタル信託株式会社が格付の付与された有価証券の発行と信託借入(通称グリーンプロジェクトボンド)を行った。格付けは株式会社格付け投資情報センター(R&I)から「A(シングルAフラット)」を取得している。アレンジャーはゴールドマン・サックス証券株式会社。
運営会社 壬生ソーラーウェイ合同会社
所在地 栃木県下都賀郡壬生町大字藤井字星ノ宮2126番1他
発電方式 太陽光発電
発電出力 約16.8MW
運転開始予定日 平成29年3月
総事業費 約65億円
投融資を実施したのはJAGインベストメントマネジメント株式会社(日本アジアグループ株式会社のグループ会社)が運営するファンド「T・JAGグリーンエナジー投資事業有限責任組合」である。
東京都とJAGインベストメントマネジメントが共同出資するファンドは「都内投資促進型ファンド:合同会社」と「広域型ファンド:投資事業有限責任組合」の2つあるが、今回は後者の広域型ファンドが実施した。東京都はこのファンドに5億円出資している。
今回の投融資により官民連携再生可能エネルギーファンドの実績は9つとなった。
(官民連携再生可能エネルギーファンドの投融資案件 出典:東京都)
*アイッキャッチ画像 出典:東京都
【情報ソース】
・官民連携再生可能エネルギーファンドの投融資案件について、平成29年2月10日、東京都
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