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【PRE】西松建設、JR酒田駅前市有地の再開発事業予定者に選定/図書館を組込んだ複合施設「光の湊」を提案/総事業費は102億円

2016.07.15 トピック


 平成28年7月5日、酒田市は市が進めている「酒田駅周辺整備事業」で事業予定者を西松建設株式会社(以下、「西松建設」)に選定したと発表した。

〒998-0023 山形県酒田市幸町1丁目8

 当該事業の実施予定地は市が所有する約6,200㎡の敷地(ジャスコ酒田駅前店跡地)と隣接する民有地約3,600㎡等を併せた約1.4haの街区が対象である。西松建設は「光の湊」と題した提案で、集合住宅(地上10階、54戸)、ホテル(地上7階、120室)などと共に酒田コミュニケーションポート(仮称)と呼ぶ公共施設を一体で整備する計画。総事業費は102億円。

01(出典 酒田市)

 酒田コミュニケーションポートは図書館機能を持つライブラリーセンターを中心に、観光情報センター、広場、駐車場等から構成された公共施設。教育施設としてだけでなく、地域情報の発信や広域観光拠点としての機能も持たせる。駅寄りの敷地北側にバスベイの整備も計画されており、駅前のバス停を施設に集約させることで交通結節機能も強化させる。総事業費102億円の内、この公共施設部分に関しては市が西松建設より27億円で買い取る。

02(出典 酒田市)

 今回の事業予定者の選定プロセスでは市民ニーズの把握が重視された。今年の4月28日に提案書が提出を受けて、6月12日には公開プレゼンテーション審査と同時にパネル展示とアンケート調査を実施している。アンケートでは施設計画に関する項目(方向性・テーマ、機能・用途、配置・外観・デザイン等)について回答や提案内容に対する意見(自由記載形式)が提出された。1週間のパネル展示期間中に有効数702人のアンケート回答が得られている。ほかにも市と市内各種団体との意見交換会も実施され、市民の意見を取り入れる努力がなされている。最終的にこれらの回答は「酒田駅周辺整備事業における事業者選定委員会」に提出され、施設計画評価の参考とされたようだ。

 当該事業は今年9月頃に基本協定の締結が予定され、その後は施設の基本設計・実施設計や工事が進められる。平成30年4月頃には工事着手をし、平成33年3月頃の完成を目指す。

【情報ソース】
酒田駅周辺整備事業における事業者募集の事業予定者及び次点者の決定について、平成28年7月5日、酒田市

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