【インフラファンド】いちごグループ、インフラ投資法人を設立

2016.06.16 インフラファンド動向


 平成28年6月14日、いちごグループホールディングス株式会社(以下、「いちごグループ」)が太陽光発電(メガソーラー施設)資産を主な運用資産とするインフラ投資法人を設立すると発表した。

 新たに設立する投資法人の名称は『いちごグリーンインフラ投資法人』。早ければ、6月24日にも投資法人の設立となる。運用はグループ企業のいちご不動産投資顧問株式会社が受託する。 

 いちごグループは売電開始もしくは開発が確定しているメガソーラー施設を35発電所(約112MW)保有しており、北海道から沖縄まで日本全国に分散の効いたポートフォリオを構築しているのが特長だ。

 平成28年2月期の決算説明資料によると、クリーンエネルギー事業の売上高は16億2800万円(前期:6億500万円)、セグメント利益は3億2300万円(前期:△9300万円)となった。売電収入が前期比2.7倍となる大幅な業績回復で黒字化を達成している。

 平成29年2月期の連結業績予想では売上高は111億5200万円、セグメント利益は26億800万円とされており、クリーンエネルギー事業の更なる成長を見込んでいる。また、現時点で保有している35発電所の20年間保有を前提とした想定IRR(投資収益)は39.1%を誇る。

【情報ソース】
インフラ投資法人の設立のお知らせ(*PDFファイルが開きます、)、平成28年6月14日、いちごグループホールディングス株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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