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【PPP】所沢市とKADOKAWA、「COOL JAPAN FOREST構想」実現に向け協定を締結/「クールジャパンの総本山」を目指す

2016.06.15 PPP


 平成28年6月10日、所沢市と株式会社KADOKAWA(以下、「KADOKAWA」)が「COOL JAPAN FOREST構想の推進に関する協定」を締結したことを発表した。

01(出典:所沢市)

 「COOL JAPAN FOREST構想」とは平成28年3月に所沢市とKADOKAWAが共同で策定した、文化と自然が共生する「誰もが住んでみたい」「訪れてみたい」地域づくりを進める構想だ。KADOKAWAが旧所沢浄化センター跡地に「ところざわサクラタウン(仮称)」と呼ぶ、製造・物流施設と文化コンプレックス(図書館・美術館・博物館)を複合した拠点施設を建設・運営し、それに合わせて所沢市が周辺環境を一体的に整備する。拠点施設を中心とした半径500mを重点推進エリアとして、官民が連携し、新しい地域の魅力「みどり・文化・産業が調和したまち」を作り出していく形だ。

02(出典:所沢市「仮称ところざわサクラタウン」完成予想図(平成28年2月現在)(C)1990-2016BY 隈研吾建築都市設計事務所)

〒359-0023 埼玉県所沢市東所沢和田3丁目31−1

 KADOKAWAは工場エリアで最新設備を導入するとともに、これまで所沢市や三芳町にあった14棟の物流拠点を集約し、製造・物流体制の効率化を実現させる。地域の住民や観光客等は見学も可能だ。文化エリアでは保有する各種コンテンツ・ネットワークと所沢市の地域資源をパッケージ化して世界に向けて情報発信する。イベントなども企画されており、国内・地域の利用者だけでなく、海外からの観光客も積極的に呼び込む収益施設として期待される。

 一方、所沢市では「COOL JAPAN FOREST構想」を「所沢市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の重点プロジェクトとして位置づけており、構想の実現を市域全体の賑わいや都市ブランド構築につなげ、新たな地方創生のモデルとしたい考えである。

 今回の協定はこれらの構想を具体的に推進するためのものと言える。以下の内容について、情報交換を行うほか、所沢市内の関連団体や民間事業者等との連携を図っていく。

(1)地域と調和した環境づくりに関すること
(2)観光の振興に関すること
(3)文化・教育・人づくりに関すること
(4)産業振興に関すること
(5)その他地域の活性化に資すること

 今後のスケジュールは「ところざわサクラタウン」の拠点施設となる「KADOKAWA アカデミア」の基本・実施設計が進められ、東京オリンピック開催の2020年までの整備を目指して工事が進められる計画となっている。施設の設計は隈研吾建築都市設計事務所に委託されている。

03(出典:所沢市)

【情報ソース】
株式会社KADOKAWAと「COOL JAPAN FOREST構想の推進に関する協定」を締結しました、平成28年6月13日、所沢市
KADOKAWAと所沢市は、「みどり・文化・産業が調和したまち」として発展していくことを目指して、「COOL JAPAN FOREST構想の推進に関する協定」を締結いたしました。、平成28年6月10日、株式会社ところざわサクラタウン

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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