2026.08.09
【実証】JFEエンジニアリングと八千代エンジニヤリング、道路・橋梁の官民連携マネジメント手法を構築へ
2026.08.02 PPP 動向
2026年7月28日、JFEエンジニアリング株式会社(以下、「JFEエンジニアリング」)と八千代エンジニヤリング株式会社(以下、「八千代エンジニヤリング」)は「工事を含めた道路・橋梁マネジメント手法の構築」(以下、「当該調査」)を共同提案し、国土交通省の令和8年度「民間提案型官民連携モデリング事業」に採択されたことを発表した。
当該調査は長野県が管理する道路・橋梁を対象に、点検・診断から補修・更新工事までを一体的に捉えたマネジメント手法の構築を目指して調査・データ収集や実装検証などを行うものだ。従来、分断されがちだった「点検・診断、補修計画・設計」と「工事発注・監理、施工」を一体的に検討する点や県下市町村も視野に入れた広域的な管理手法へ展開を行う点に特徴があり、将来的には県と市町村が道路・橋梁の維持管理を分野の切れ目なく民間に一括発注(包括委託・PFI等)できることを目指す。
当該調査では八千代エンジニヤリングが持つ調査・計画・設計技術、JFEエンジニアリングの持つ橋梁製作・架設・補修工事に関する技術を組み合わせ、計画段階から施工段階までを見据えた事業スキームの検討を進める。
具体的には既存データを統合したDX基盤整備による修繕優先順位の客観的評価と明確化、工事実施を踏まえた補修計画の策定、新技術・新材料の適用等を行い、自治体業務の負担軽減と計画から工事までの円滑な推進を図る。加えて、長野県下市町村も含めた広域的な管理手法についても検討を進める。
これにより、自治体と民間事業者が長期的に連携して、道路・橋梁を維持管理できる体制の構築を目指す。発注・監理から施工までを見据えた仕組みを整えることで予算執行の平準化や補修・更新スピードの向上につなげたい考えだ。
従来の橋梁維持管理では、建設コンサルタントが点検・診断から補修計画・設計までを担い、その後、自治体が工事を発注、施工会社が工事を実施する流れが一般的である。そのため計画段階と施工段階が分断されやすく、設計と施工条件の不整合や発注手続きの負担増、工事実施までの長期化が課題となっている。インフラの老朽化や技術職員不足等で悩む自治体も多く、限られた人員・予算の中でも計画的に道路・橋梁を維持管理できる体制の構築が求められている。
*アイキャッチ UnsplashのHong Ki Tangが撮影した写真のHong Ki Tangが撮影したイラスト素材
【情報ソース】
・国土交通省「民間提案型官民連携モデリング事業」に採択~道路・橋梁を対象に、点検・診断から補修・更新工事まで官民連携インフラマネジメント手法を構築~、2026年07月28日、JFEエンジニアリング(*八千代エンジニヤリング株式会社との共同リリース)
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