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【参画】出光興産、米国の地熱開発スタートアップに出資 

2026.06.28 トピック


 2026年6月25日、出光興産株式会社(以下、「出光興産」)地下深部の掘削を可能にするミリ波掘削技術の開発を行っている米国のQuaise Energy, Inc.(以下、「Quaise社」)に出資したことを発表した。

 出資は出光興産100%子会社の出光アメリカズホールディングスを通じて行われている。今後は次世代型地熱技術やその目指すビジネスモデルに関する知見の獲得を進めることに加え、Quaise社が手掛ける地熱プロジェクトへの参画の検討も行う。

 Quaise社が持つミリ波掘削技術とは高周波・高出力の電磁波を照射し、岩盤を加熱・溶融させることで掘削する技術だ。従来の機械式ドリルでは困難とされる超高温・超深部の掘削を可能にするもので、従来の地熱開発技術(深度1~2km、100~200℃)と比べて、得られる熱エネルギー量を大幅に高めるべく、最大20kmの深度にある300~500℃の超高温域への到達を目指して開発が進められている。

 ミリ波掘削技術は次世代型地熱技術の一つである強化地熱システム(Enhanced Geothermal Systemu、EGS)への活用が期待されている。ミリ波掘削技術を活用したEGSが可能になれば、1カ所あたりの流体のエネルギー量が増大するため発電規模は大きくなり、コストの低減も可能になる。加えて、地下深部の高温の岩盤に人口的に割れ目を設け水を循環させれば、人工的に貯留槽を造成することもでき、地理的な制約がない形で地熱開発を検討することも可能だ。

 Quaise社は2018年創業のマサチューセッツ工科大学初のスタートアップ企業。

*アイキャッチ UnsplashDennis Zhangが撮影した写真のDennis Zhangが撮影したイラスト素材

【情報ソース】
次世代型地熱事業の創出に向けQuaise社に出資 深部掘削による超高温熱源を活用する地熱発電事業で協業(*PDFファイルが開きます、1,190KB)、2026年6月25日、出光興産株式会社

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