2025.11.16
【PPP】国土交通省関東地方整備局、湯西川ダム新水力発電所設置・運営事業で事業候補者を特定
2025.11.03 PPP 動向
2025年10月28日、国土交通省関東地方整備局鬼怒川ダム統合管理事務所は「湯西川ダム新水力発電所設置・運営事業」の事業候補者を特定したことを発表した。
特定された事業候補者は東京電力リニューアブルパワー株式会社が代表企業を務める湯西川みらい水力共同体。構成員は株式会社建設技術研究所、鹿嶋建設株式会社、NTTアノードエナジー株式会社、飛島建設株式会社。当該コンソーシアムには今後、株式会社INPEXが加わる予定となっている。
当該事業は2024年12月20に公募されたもので、湯西川ダムの放流水を活用した水力発電所を設置しその運営を行うものだ。国土交通省が推進する治水機能の強化と水力発電の促進を両立させるハイブリッドダムを整備するものとなっており、国土交通省が管理するダムとしては全国で初の取り組み。
想定されている発電規模は2,300kW。2028年4月に工事に着工し、2030年4月に商業運転開始の予定となっている。事業期間は10年間。発電所の建設や運営・維持管理は民間の資金や経営能力を活用する形で行われる。
今後、発電所の運用開始に向けて基本協定締結のための協議が進められる。
*アイキャッチ UnsplashのCarolina del Castilloが撮影した写真
【情報ソース】
・「湯西川ダムで水力発電を行う事業候補者を特定しました」~地域振興とカーボンニュートラルの実現に向けた次のステップへ~(*PDFファイルが開きます、579KB)、2025年10月28日、国土交通省関東地方整備局鬼怒川ダム統合管理事務所
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