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【融資】JBICなど8つの金融機関、ウズベキスタンの太陽光発電・蓄電プロジェクトに協調融資 融資総額約14億46百万米ドル

2025.11.02 インフラ融資


 2025年10月29日、株式会社国際協力銀行(以下、「JBIC」)は住友商事株式会社(以下、「住友商事」)、中部電力株式会社(以下、「中部電力」)、四国電力株式会社(以下、「四国電力」)、サウジアラビア王国ACWA Power Companyがウズベキスタン共和国で共同開発する「サマルカンド1太陽光発電及び蓄電事業」、「サマルカンド2太陽光発電及び蓄電事業」について、プロジェクトファイナンスによる貸付契約を締結したことを発表した。

 当該融資はJBIC、アジア開発銀行、欧州復興開発銀行、イスラム開発銀行、株式会社三井住友銀行、農林中央金庫、スタンダードチャータード銀行、KfW IPEX銀行との協調融資となっており、民間金融機関の融資部分には株式会社日本貿易保険による保険が付保されている。協調融資総額は約14億46百万米ドル。

 融資対象となっている事業は、ウズベキスタンのサマルカンド・ブハラで太陽光発電所や大型蓄電所(Battery Energy Storage System)を建設し、2027年以降の商業運転の開始を目指しているものだ。太陽光発電所の容量は2拠点合計1,000MW、蓄電容量は2拠点合計1,336MWh(同国内約60万世帯の使用電力量に相当)の計画となっており、発電した電力はウズベキスタン国営送電公社(JSC National Electric Grid of Uzbekistan:NEGU)に25年間に亘って全量売電する。

 事業会社(ACWA Power Sazagan Solar 1 FE LLC及びACWA Power Sazagan Solar 2 FE LLC)への出資比率はACWAが51%、住友商事が約20.2%、四国電力が約14.4%、中部電力が約14.4%となっている。

*アイキャッチ UnsplashEvgeny Matveevが撮影した写真

【情報ソース】
ウズベキスタン最大規模の太陽光発電、蓄電プロジェクトの融資契約を締結~2027年以降、総発電容量1,000メガワットの太陽光発電所と1,336メガワット時大型蓄電所を運営へ~、2025年10月29日、住友商事株式会社
ウズベキスタンにおける太陽光発電および蓄電事業2案件に対するプロジェクトファイナンス JBICとして初のウズベキスタンにおける再生可能エネルギー事業向け融資、日本企業による脱炭素社会の実現に向けた海外インフラ事業展開を支援、2025年10月29日、株式会社国際協力銀行

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
ISS-アイ・エス・エス

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