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【EPC】カナデビア、英国でごみ焼却発電プラントにおけるCO2回収施設のEPC業務を受注

2025.10.13 トピック


 2025年10月9日、カナデビア株式会社(以下、「カナデビア」)は100%子会社のKanadevia Inova AG(以下、「Inova」)が英国のごみ焼却発電プラントの排ガスから二酸化炭素(CO2)回収を行う施設のEPC業務を受注したことを発表した。ごみ焼却発電プラントでの二酸化炭素回収プロジェクトは同国初であり、Inovaとしても初の案件となる。

 Inovaが請負う施設は英国イングランド北西部チェシャー州で建設中のごみ焼却発電プラントに隣接して設置される。。CO2吸収材としてアミンが使用されたアミンスクランビング技術により年間約37万トンのCO2が回収できる見込みだ。発注者は英国を拠点にごみ焼却発電プラント運営を行うEncyclis。当該施設の完成は2029年の予定となっている。

 当該事業は英国北西部を中心に展開する大規模な低炭素エネルギープロジェクト「Hynet North West」の一つで、回収されたCO2は近郊のリバプール湾の枯渇したガス田への貯蔵が計画されている。当該地域に拠点を有する9団体(Progressive Energy 、Cadent 、CF Fertilisers 、Eni UK 、Essar 、Hanson 、INOVYN:INEOS Group 、Viridor 、University of Chester)がコンソーシアムを形成して事業推進している。

*アイキャッチ UnsplashMylo Kayeが撮影した写真

【情報ソース】
Kanadevia Inova、英国初となるごみ焼却発電プラントでのCO2回収(Carbon Capture)施設を受注(*PDFファイルが開きます、925KB)、2025年10月9日、カナデビア株式会社

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