【ファンド】東京都、GXイノベーション促進支援ファンドを創設 運営事業者を募集へ

2025.05.25 インフラファンド動向


 2025年5月20日、東京都はゼロエミッションに貢献する革新的なアイデアや優れた技術力を持つスタートアップ等の取組を支援するため、「GXイノベーション促進支援ファンド」を創設し、その運営事業者(無限責任組合員)を募集することを発表した。

 当該ファンドはGXに貢献する革新的な脱炭素技術の開発や活用の促進等に資する事業を行うスタートアップを中心に投資するファンドで、東京都の出資額は最大50億円、出資約束金額の総額が100億円で計画されている官民連携ファンドだ。東京都の出資を呼び水として広く民間投資家等がファンドに出資することが期待されている。投資対象は以下の分野が想定されている。

①次世代型ソーラーセル、水素・アンモニア、洋上再生可能エネルギー、核融合発電等の次世代エネルギー
②次世代エネルギーの普及に資する革新的な蓄エネ技術
③DAC・BECCS・CCUS等の温室効果ガス回収、貯留、活用技術
④SAF等の次世代燃料

 当該ファンドの運営事業者の募集期間は令和7年5月20日から同年6月27日までとなっている。8~9月に選定委員会において審査が行われ、9~10月頃に運営事業者が決定される予定。なお、運営事業者は当該ファンドの投資先企業に対して、経営面でのアドバイス等のハンズオン支援を実施することとなっている。

*アイキャッチ Unsplashmoreau tokyoが撮影した写真

【情報ソース】
GXイノベーション促進支援ファンド運営事業者の募集について、2025年5月20日、東京都

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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